「野球したことないくせに口を出すなよ」息子の体を心配する妻を邪険に扱う

アオイに野球をやらせたい夫は、強引に野球チームの見学にアオイを連れていきました。見学から帰ってきたアオイは意外にも「野球楽しかった!」と好感触。絵をたくさん描きたいと言っていたアオイの気持ちを気にしつつも、「アオイが楽しいなら」と納得し、夫の希望通り野球チームに入ることになりました。それ以来、夫は夜遅くにアオイをトレーニングに連れ出すように。私が止めても「毎日のトレーニングが大切なんだ」と毎晩厳しいトレーニングを続ける夫。アオイは次第に疲弊し、表情も暗くなっていきました。
そしてある日。「え!?学校から!?」突然学校から電話があってビックリ!
すると、「最近、授業中に寝ていることが多くなって、忘れ物も増えてきています。今までこんなことはなかったのでご連絡しました。ご家庭ではどんな様子でしょうか?」先生にそう言われ、「申し訳ありません。野球の練習が少し大変で・・」と言うと、

「そうでしたか。練習することも大切ですが、まずは日常生活がしっかり送れることを優先していただけたらと・・」先生にそう言われ、「はい。そうですよね・・」と返す言葉のない私。そんな先生とのやりとりを、アオイはそっと隠れて聞いていたようでした。

そして、「アオイ、パパとのトレーニング大丈夫?」そう言うと、「・・僕・・疲れちゃって・・絵を描く時間もなくて・・。野球楽しいけど・・パパとのトレーニングは休みたいかも」アオイの本心を聞き、「そうだよね。パパに話してみるね」と話しました。

そして夜。
「ただいま~。今日もトレーニングするぞ!」やる気満々の夫に、「ねぇ、今日は休ませてほしい。アオイかなり疲れているから」そう言うと、「はぁ・・野球をしたことないくせに口を出すなよ。これくらい耐えられなくてどうする!」と呆れたように言い出す夫。

「アオイは大好きな絵を描く時間もなくなってるし、このままだとせっかく楽しいって言ってる野球がキライになっちゃう」私が必死に伝えるも、「やれやれ。あのな~、楽しいだけじゃ上手くならないんだよ」と全く話にならない、とばかりに軽くあしらわれてしまいました。
ある日学校からの電話で、アオイくんの学校生活に支障をきたしていることを知ってマヤさんはビックリ!完全に野球の練習のせいだと思い、アオイくんにたずねると、「パパとのトレーニングは休みたいかも」と本音を聞くことができたものの、帰宅したご主人に話しても、全く取り合おうとしないどころか、野球をしたことのないマヤさんの意見は、空気よりも軽く扱われる始末。こんな自分勝手なご主人が、何を指導できるのか・・呆れて言葉を失ってしまいますよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。