[5]見下し夫|「あの人は話が通じない」夫に呆れ留守の時間を見計らって宿題をすることに

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前回のお話

夫と小学生の息子アオイくんと3人で暮らしているマヤさんは、夫の自分勝手な言動に悩んでいます。アオイくんが宿題をしていてもお構いなしにテレビをつけ、集中できなくなったアオイくんを見たマヤさんがテレビを消してくれるようお願いするも、謝るどころか「雑音がある状態でも集中できるように協力してやってる」と言う夫にブチギレ。言い争いになった2人に気を遣って謝るアオイくん。するとその言葉を真に受けて「ほ~ら。な~にが邪魔してるだよ。お前が甘やかしてるだけだろ?」と勝ち誇ったように言う夫にうんざり。夫の発言に苛立つも、アオイくんの前でケンカをしたくないと思ったマヤさんはグッと我慢し、「じゃ、続きしようか!」と気持ちを切り替えて笑顔でアオイくんの元へ行きました。それから数日後、アオイくんの部屋から声がして、何事かと覗くと「なんだ、こんな問題もわからないのか」と突然説教を始める夫。マヤさんが「アオイのペースで頑張ってる」と言うと、「アオイかわいそうだな。オレに似ればよかったのに」と残念そうに言う夫にイラ立ちが止まりません。その後、空気を変えようとおやつの時間を提案するマヤさんの言葉が気に障り、キレ出す夫に、「最初から植え付けるような言い方しなくても・・」と反論するも、アオイくんを馬鹿にする夫にますます怒りがこみ上げてきました。

1話目から読む

「勉強できないかもしれないけどキライじゃないよ」息子の素直な言葉

宿題でわからない箇所があり、夫にけなされてしまったアオイ。その場の空気を換えようと「少し休憩しようか?」と提案したことが気に入らず、文句を言い続ける夫に、「勉強は嫌なものじゃない。アオイはそう思ってるよ!」というも、「勉強嫌だよな、こんな簡単な問題もできないんだもん」アオイをバカにする夫に対して、マヤさんの怒りはますます大きくなりました。

そしてまた、言いたい事を言った後は大きな音でテレビを見始めた夫に呆れつつ、「アオイ、頑張ろうか!」と声をかけると、「うん」と素直に返事をするアオイくんが、

「ねぇ、ママ?ぼくね・・パパみたいに勉強できないかもしれないけどキライじゃないよ・・」そう静かに言い出すのを聞いて、

「アオイが勉強できないなんて思ってないよ!いつも一生懸命宿題してるのも、ママちゃんと見てるよ!」そう伝えると、「ふふ・・そっか」と嬉しそうなアオイ。

こんな状況でも平気でテレビを見ている夫、「どうしてあんなふうに笑って笑っていられるんだろ・・」と呆れる私。

「あの人は全然話が通じない・・」
そう思い、それから、宿題は夫がいない時間を見計らってするようになりました。

言いたい事だけ言って、とっととテレビを付け出す夫にため息をつくマヤさんがアオイくんに声をかけると、「ほくね、勉強できないかもしれないけどキライじゃないよ」と言い、「いつも一生懸命宿題してるのもちゃんと見てるよ!」と伝えると嬉しそうにうなづくアオイくん。こんな時でも平気でテレビを見ていられる夫に呆れ、「あの人には全然話が通じない・・」とため息をつきました。
あんなにひどい言い方をされても、勉強することに真っすぐに向き合うアオイくん。お父さんに負けずに、自分のやり方で勉強していって欲しいですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

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