息子に気を遣わせていることにも気付かず勝ち誇る夫

アオイが集中できなくなるから宿題中はテレビを消して欲しいと伝えると、夫は「だーかーらー。雑音がある状態でも集中できるように協力してやってんじゃん」とイライラしながら主張してきました。明らかにアオイの宿題の邪魔になっているにもかかわらず「協力してやってる」と上から目線の発言に腹が立って「ねぇ・・邪魔してるだけだよ?それ・・」と反論すると、

「邪魔!?俺が邪魔してるっていうのか?」と夫が怒りだし、「だからそう言ってんじゃん」と私もヒートアップ。

言い争う私たちを見たアオイはオロオロしながら「パパ、ママごめん。宿題やるから」と言い、「パパ・・テレビ見てていいから。ごめん」と夫に謝りました。私たちに気を遣うアオイの姿を見て申し訳なく思っていると、

夫が「ほ~ら。アオイだって見てていいって言ってるだろ?な~にが邪魔してるだよ。ただ、お前が甘やかしてるだけだろ?」と勝ち誇ったように言ってきました。アオイに我慢させて気を遣わせているのに、そんなことにこれっぽっちも気付かずドヤ顔で私を見下してくる夫にブチギレ寸前です。

しかし、アオイの前でケンカをしたくなかった私はぎゅうっと拳を握りしめて必死に怒りを落ち着かせました。私はハァと大きくため息を吐くと、気持ちを切り替えて「じゃ、続きしようか!」と笑顔でアオイのもとへ戻りました。夫は何事もなかったかのようにテレビを見て一人で笑っています。
アオイくんが集中できなくなるから宿題中にテレビをつけないでとお願いしたマヤさんに対し、パパは「雑音がある状態でも集中できるように協力してやってる」と屁理屈を言ってきました。「邪魔してるだけ」とマヤさんに指摘されたパパは怒りだし、言い争いになってしまいました。すると、2人のケンカを見たアオイくんが「パパ、ママごめん。宿題やるから。パパ、テレビ見ていいから。ごめん」と気を遣って謝ったのです。すると、アオイくんの言葉をそのまま受け取ったパパは「ほ~ら。アオイだって見ていいって言ってるだろ?な~にが邪魔してるだよ」とドヤ顔。マヤさんは怒りに震えますがアオイくんの前でまたケンカをするのは避けたいと思いグッと我慢。パパに言い返すことはせず、気を取り直してアオイくんと宿題を再開しました。
アオイくんは明らかにパパに気を遣って発言しているのに、それに気付きもせず勝ち誇るパパ。相手にするだけ無駄に思えてきますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。