「トレーニングいく」部屋から出て来た息子の覚悟

ある日学校からの電話で、野球の練習のせいで、アオイの学校生活に支障をきたしていることを知ってマヤさんはビックリ!アオイにたずねると、「パパとのトレーニングは休みたいかも」と本音を聞くことができたものの、帰宅した夫に話しても、全く取り合おうとしないどころか、野球をしたことのない私の意見は、空気よりも軽く扱われてしまい、夫の主張を聞かされるだけでした。
「今と昔は始指導方法も違うんじゃない?昔の指導方法も見直されるって聞いたよ。とにかく今日は休ませて!」私が訴えると、「だから、それじゃ甘いんだって。素人が口出しするなよ!」と夫が強い口調で反論しました。

すると、「・・トレーニングいく」リビングのドアが開いて、アオイが!すると「ほーらアオイだってわかってるんだよ。お前は本当に余計なことしか言わないな」と夫が調子に乗って言いました。

そして2人で外に出て行く後ろ姿を見ながら、「本当にこのままだとアオイが壊れていく・・どうしたらいいの・・」と考え込んでしまいました。

そして、「このままだとやっぱりダメ!」そう思い、急いで練習しているはずの公園へと向かいました。

そして2人の姿を見つけて近寄ると、「言われたとおりにやれよ!」「違うって言ってんじゃん!」「なんでできないんだよ!」公園には夫の怒号が鳴り響いていました。
野球の練習を強制するご主人に「今と昔では指導方法が違う。とにかく休ませて!」と言うも、「それじゃ甘い!素人が口出しするなよ!」とご主人は反論。すると、「・・トレーニングいく」と部屋から出て来たアオイくん。2人で公園に向かう姿を見たマヤさんが「やっぱりダメ!」と2人の後を追って近づくと、アオイくんを責め立てる言葉がご主人の口から次々と聞こえてきたのでした。こんなトレーニングを毎日・・アオイくんがどんなに耐えていたのかを考えると思わず胸が締め付けられますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。