目の紫外線対策の話を聞くけれど、子どもも対策をした方がいい?するなら、何歳くらいからするべき?どんな対策方法がおすすめ?そんな疑問について、めめ眼科船橋院長の安田向壱先生にお伺いしました。

近年、夏の暑さや紫外線の強さが気になる日が増えてきました。「子どもの紫外線対策」といえば、肌に日焼け止めを塗ることをまず思い浮かべる方が多いと思いますが、実は「目」の紫外線対策も同じくらい重要です。今回は、お子さんの大切な目を紫外線から守るために、知っておいてほしいポイントを分かりやすく解説します。
なぜ子どもの頃から目の紫外線対策が必要なの?
世界保健機関(WHO)の報告によると、人間が一生の内に浴びる紫外線のうち、その多くを18歳までの若いうちに浴びるとされています。さらに、子どもの目は大人の目よりも透明度が高く、光を通しやすいため、紫外線によるダメージをよりダイレクトに受けやすいという特徴があります。
「何歳から対策をすべき?」という疑問ですが、結論から言うと「赤ちゃん(0歳)の時期から」意識していただきたいです。とはいえ、小さな赤ちゃんにサングラスをかける必要はありません。ベビーカーの日よけを適切に使う、つばの広い帽子をかぶせるといった、日常生活の中の工夫からスタートしましょう。
紫外線を浴び続けるとどうなる?知っておきたい目のリスク
「目が紫外線を浴び続けると、若年性白内障になる」という話を聞いたことがあるかもしれません。白内障とは、目の中でレンズの役割をしている「水晶体(すいしょうたい)」が濁って見えにくくなる病気です。通常は加齢に伴って起こるものですが、子どもの頃から長年紫外線を浴び続けることで、若い世代でも発症のリスクが高まることが分かっています。
また、それ以外にも以下のようなリスクがあります。
○紫外線角膜炎(しがいせんかくまくえん)
強い紫外線を浴びた数時間後に、目が充血して激しく痛む急性の炎症です(冬の「雪目」と同じ状態です)。
○翼状片(よくじょうへん)
白目の組織が黒目に向かって異常に伸びてきてしまう病気で、将来的に手術が必要になることもあります。
日常生活で今すぐできる目の紫外線対策
目の紫外線対策は、まずは身近な生活習慣の改善から取り組めます。
●つばの広い帽子をかぶる
環境省の「紫外線環境保健マニュアル」によると、つばが7cmある帽子をかぶるだけで、目に入る紫外線を約50%カットできるとされています。
●UⅤカット機能付きのサングラス
屋外でのスポーツやレジャーの際は、子ども用のサングラスも有効です。選ぶ際は、おもちゃ用ではなく「紫外線透過率」が低い(UⅤカット率が高い)ものを選びましょう。
最近では「紫外線対策(UⅤカット機能付き)のコンタクトレンズ」も登場しています。確かに高い効果が期待できますが、子どもがコンタクトレンズを使用するには、自分で正しく着脱やケアができることが大前提となります。小学生など小さなお子さんの場合は、まずは帽子やサングラスによる対策を優先し、コンタクトレンズの導入は中学生以降など、本人の成長に合わせて検討するのが安心です。
こんなときは、迷わず眼科へご相談を
日常生活で対策をしていても、「外遊びの後に目が赤くなっている」「痛がって涙が止まらない」「いつも以上に眩しがって目を極端に細める」といった症状が見られる場合は、紫外線による炎症や別の目の病気が隠れている可能性があります。市販の目薬だけで様子を見るのではなく、一度眼科を受診して専門医の診察を受けてください。
【参考・出典】
世界保健機関(WHO)「Global Solar UV Index」
環境省「紫外線環境保健マニュアル」
※文章の校正・添削にAIを使用しております。
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