子どもが学校に行きたくないのは「魔の6月」のせいかも?クリニック院長の中澤先生にお伺いしました

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軽い運動は気分転換にもなる

梅雨の時期は外で遊ぶ機会が減り、運動不足になりがちです。体を動かす時間が少ないと、夜に眠りにくくなったり、気分が沈みやすくなったりすることがあります。
WHOは、思春期の心の健康を支える生活習慣として、健康的な睡眠、定期的な運動、感情への対処力、家族や学校などの支えのある環境が重要であるとしています。
運動といっても、激しいスポーツをする必要はありません。雨の合間に10分歩く、家の中でストレッチをする、親子で買い物に歩いて行く、階段を使うなどで十分です。
大切なのは、「運動しなさい」と言うよりも、「一緒に少し歩こうか」と誘うことです。向かい合って話すのが苦手な子でも、並んで歩いている時のほうが、ぽつりと本音を話しやすいことがあります。

「学校に行く・行かない」だけで考えない

子どもが登校をしぶる時、保護者は「休ませていいのか」「無理にでも行かせるべきか」と悩みます。しかし、選択肢は二つだけではありません。
たとえば、「1時間目だけ休む」「保健室登校を相談する」「担任の先生に朝の様子を伝える」「別室で過ごせるか確認する」など、段階的な対応ができる場合があります。
文部科学省は、保護者が子どもの悩みや変化に気づいた場合、学校に積極的に相談すること、学校側も必要に応じて関係機関と連携することの重要性を示しています。
家庭だけで抱え込まず、担任の先生、養護教諭、スクールカウンセラーなどに早めに相談しましょう。「このくらいで相談してよいのかな」と迷う段階で相談して構いません。

受診や専門家への相談を考えたいサイン

生活リズムを整え、休息を増やすことで改善する不調もあります。ただし、次のような様子が続く場合は、小児科、心療内科、児童精神科、地域の相談窓口などへの相談を考えてください。

〇眠れない、または寝ても疲れが取れない状態が続く
〇食欲が落ちている、体重が減っている
〇頭痛、腹痛、吐き気などで生活に支障が出ている
〇好きだったことに興味を示さなくなった
〇涙もろい、イライラが強い、表情が乏しい
〇学校や家庭での生活が明らかに難しくなっている
〇「消えたい」「いなくなりたい」などの言葉がある

特に、自分を傷つける発言や行動がある場合は、様子を見ず、すぐに周囲の大人や専門機関につなぐことが大切です。文部科学省は「子供のSOSの相談窓口」など、子どもや保護者が相談できる窓口を案内しています。

保護者自身も疲れていることを忘れずに

子どもの不調に気づくためには、保護者自身の心身の余裕も大切です。4月からの新生活で、送迎、弁当、行事、仕事との両立など、保護者も知らないうちに疲れをためています。
子どもに優しくしたいのに、つい強く言ってしまう日もあるでしょう。そんな時は、自分を責めすぎないでください。親も子も、6月は少しペースを落としてよい時期です。
「早く元気にしなければ」と焦るより、睡眠、朝食、軽い運動、安心して話せる時間を少しずつ整えていきましょう。そして、家庭だけで抱え込まず、学校や専門家の力を借りることも大切です。
6月の不調は、子どもからの「少し疲れたよ」というサインかもしれません。そのサインに早めに気づき、親子でがんばりすぎない工夫を重ねることが、心と体を守ることにつながります。

参考文献・出典
・厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
・厚生労働省「健康・医療睡眠対策」
・文部科学省「児童生徒の自殺予防に係る取組について」
・文部科学省「子供のSOSの相談窓口」
・WHO “Adolescent mental health”

※草案作成・校閲の⼀部に⽣成AIを使⽤しています。

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