前回の話
季節は冬になり、シンゴくん達の住む地域では、気温がマイナス2桁になることも・・。学校へも車で送迎を、と思いつつ、ナオキくんがシンゴくんとの登下校を喜んでいると知り、車での送迎を言い出せずにいたママは、吹雪の中ナオキくんの家の前で震えながらひとりで立っているシンゴくんを見かけたと、カイトくんのママから連絡をもらって怒りが・・!その後熱を出しシンゴくんは学校を休むことになってしまい、ママの頭に浮かぶのは後悔ばかり・・
自己中ママ友が無理すぎる[5]お願いだから諦めて
その後、シンゴの体調もよくなり、学校行事のため小学校に出かけたママに、ナオキくんのママが声を掛けてきました。
「あらー、シンゴくんのママ~。久しぶり~」あいかわらずな調子のナオキくんママに、
「ちょっ・・ちょっといいかな!?」と話し掛けるママは、
今がチャンス!と思い、勇気を振り絞って話してみることにしたのでした。
「あのさ・・毎朝シンゴって、ナオキくんが準備できるまで外で待ってると思うんだけど・・」そうたずねると
「えっ、あっ・・ち、ちがうの!えっと・・。」と言葉を濁すような返事をするナオキくんママ・・
どうしてそんなにしどろもどろになるの・・・
と不審そうに見つめるママは、
「それはいいの、いいの。でね、うちの子、体がそんなに丈夫じゃないから、冬の間だけでも車で送迎しようかと思ってるんだよね」と言うと、
「え、でも、そしたら・・うちのナオキは朝一緒に行く友達が誰もいなくなっちゃうじゃない!
私は送れないあら、シンゴくんが車で行っちゃうと・・。うちの子、ひとりえ歩かせの心配なんだけど?シンゴくん家の車にナオキも乗せてってもらえたりする?」
と、ナオキくんママが突然次から次へと話し出して・・
「・・え?ひとりで歩かせるの心配?先に行ったことあるじゃない?
それに、どうしてうちの車に毎朝ナオキくんを乗せる、乗せないの話になってるの?」
とママは頭が混乱してきて・・
「連れて行ってくれるなら・・すごく安心だし??」
そう繰り返すナオキくんママに
もう・・お願いだから諦めて・・別々に行こう・・
と思いながらも、
「雪道の運転は怖いから・・ナオキくんのお家まで迎えに行くのは難しいかも・・」
と伝えると、
「じゃ・・このまま歩いて一緒が良くない?」
と言い出して
・・(えッ・・??)
と固まるママ・・、するとママ達に気づいたシンゴくんとナオキくんがやってきて・・
楽しそうにしている2人を見て、
また決心が揺らいでしまうママなのでした・・。
続きます
ママ広場オリジナルマンガ「自己中ママ友が無理すぎる」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本・編集:ママ広場編集部 作画:めめ
めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。