【後編】私の「ママ友付き合い」を考える ~あまり執着せず、支え合えた時期に感謝~

【前編】からのつづき

ごきげんよう!mamanです。

今月は、私のこれまでの「ママ友付き合い」について振り返っています。
【前編】では、うちの子達が赤ちゃんの頃から小学校時代までの、「楽しさや救い」と「疲れ」が混在していた「ママ友付き合い」について書きました。




離れるのは自然なこと

今回は、【後編】として、いわゆる「ママ友付き合い」というものが減っていった中学校・高校時代を振り返ります。

中学校時代

私の住む地域では、中学受験をする子はまだ少数派で、高校受験が初めての受験という家庭が大多数なので、テストの順位がハッキリ出るとか、部活で選手と補欠にハッキリ分かれるとか、そういう「子ども同士の位置関係」が可視化されるのは、中学校で初めて経験する親子が多かったと思います。

そのためか、中学校では、子どもの成績や部活がらみで、ママ友関係が変化してしまったことがありました。

私も、

「これからもずっと仲良くしてね。」

と言ってくれていたママ友さんに、突然スーッと離れて行かれたことがありました。
何か気に障ることをしてしまったのかと悩みましたが、考えても考えても理由がわからず・・・大人でもこんなことがあるのか、と驚きつつも、やはり、傷つきました。

あとから人づてに聞いた話で、

「もしかして、子ども同士の成績や部活の戦績などを比べられたのかな。」

と思いましたが、もし仮にそうだとしても、それはもうどうしようもないことなので、諦めて、去る者を追うことはしませんでした。

母親って、本能的にどうしても自分の子どもがいちばんかわいいので、頭ではわかっていても感情が追い付かないという感じで、「大人の対応」が取れないということもあるのかもしれません。

子どもを介した母親同士のお付き合いというのは、残念ですが、そういうことも起こり得るものだと思います。

ごくまれに、子どもを介さなくても一生友達でいられるママ友に出会うこともありますが、それはとても幸運なケースで、大抵のママ友は、どこかで縁が切れていくもの・・・。

だから、「お互いに必要な時期を支え合えれば御の字」と思っていたほうが気がラクかもしれませんね。




高校時代

さて、高校時代ですが、私の場合は、高校での「ママ友付き合い」は、息子の時もほぼありませんでしたし、娘の方でも、現在進行形で、ほとんどありません。

子どもが高校に入ると、親が学校に関わることはほとんど無くなり、部活関係のお付き合いも、中学校ほどではありませんでした。

そして、お互いの自宅も遠かったり、仕事や介護など忙しい事情を抱えていたりして、物理的に会う機会が減るんですよね。

仮にお付き合いがあったとしても、受験や進路などデリケートな話題は、お互いに配慮して「話さない」「聞かない」「探らない」というスタンスで、あっさり、さっぱり、ご一緒した時間だけを他愛もない話題で楽しむケースが多いように感じています。

私にも連絡が取れるママ友さんが数人いらっしゃいますが、大学受験が絡む今は、お互い配慮し合って、連絡を取り合うことはしていません。

息子の時はまだ、学校行事にママ友さんとご一緒したこともありましたが、娘の入学と同時にコロナ禍に入り、行事も無くなったり、保護者は入れない形になったりで、そういう機会も無くなりました。

でも、高校生ママには「ソロ活」の方もたくさんいらっしゃるので、1人で行動しても、孤独感を感じることはありません。




必要なのは執着ではなく、感謝と手放し

【前編】でも少し触れましたが、コロナ禍は「ママ友付き合い」も大きく変えましたよね。

PTAにしても自治会にしても、「無駄な集まりが多い」などの過度な負担を何十年も変えられずに来たところを、コロナ禍をきっかけにやっとスリム化したというケースを、たくさん見聞きします。

それと同じことが、おそらく個人レベルでも起きていて、今の時代は、ママ友とのお付き合いも、本当に必要で大切な関係のみに淘汰されている真っ最中なのではないでしょうか。

「ママ友付き合い」は、黙っていても、子どもが大きくなるにつれて自然と減っていくお付き合いです。

最後には、本当に大切な関係だけが残るはずですよね。

離れてしまった方に対しては「支え合えた時期に感謝して手放す」でいいと思います。

だから、今「ママ友付き合い」に疲れているママさんには、

「無理しなくても大丈夫ですよ。」

と言ってあげたいです。

昔の私にも言ってあげたい(苦笑)。

また、今すでに良い関係の「ママ友付き合い」があるという方は、どうか、その幸運な出会いを大切にしてくださいね。

「状況は、良くも悪くも変わっていく」ということを、コロナ禍で学んだ私達です。

今ある「ママ友付き合い」がどんなものだとしても、自分にとってラクな方へと変化させていけると良いですね。

maman
地方在住のアラフォーママン。 夫と、ティ―ンエイジャーの息子・娘と暮らし、教育関係の仕事をしながら、母親としての日常や思いを綴っています。

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