立って用を足すことと、座ってすることって、何か体に影響が出たりする?今回はそんなお話を、新見正則医院院長、新見 正則先生にお伺いしました。
立ってするのも、座ってするのも変わらない?
男子が立って用を足しても、座ってしても体に問題はありません。また、女子が座って用を足しても、立ってしても体に問題はありません。
ちなみに、立ってできるように、女子用の補助道具もありますよ。
登山などで座っておこなうことが危険な場合や、身体的に座ることば難しい方のために考えられた器具ですが、女性が立って、陰部にちょっと当てる軟らかい道具で、再利用も可能です。
これを使うと衣服が濡れることなく女性が立って用を足すことができます。
日本でも通販などにて購入可能です。
大切なことは、女子でも男子でも座っても立っても用が足せるように心の準備をしておくことです。
郷に入ったら郷に従え!です。
トイレで「男子も座ってご利用下さい」といったお願いが貼ってあれば、座って用を足してあげましょう。
男子だから座ってなど無理!と言わずに、お願いに従ってあげましょう。
一方で、女子も災害時など屋外でトイレをする必要性に迫られたときのために、立っても用が足せるような心の準備をしておくことも必要かもしれません。
上記のような器具を使えば、ズボンを下ろさずにできるので、とっても気が楽になりますよ。

男子が座って用を足しても体に害はまったくありません。
もしも害があるのなら、男子が大便をすることも害になります。
大便も立ってしなくては整合性が合いません。
大切なのは、気持ちと心構え
上記は極端な例ではありますが、大切なことは気持ちの問題です。
いろいろな変化に順応できることが生き残るためには大切なのです。
進化論の提唱者であるダーウィンが語ったとされている言葉に「強い者、賢い者が生き残るのではなく、変化できる者が生き残るのだ!」が正解と僕は思っています。
そんな視点で、立っても座っても用が足せるようになることが大切だと思います。
また、男の子の母親であれば、状況にも左右されますが、家の中のことであれば立って用を足す練習をしてください。
便器が汚れるとか、周囲に飛び散るとか掃除の大変さもあると思いますが、立ってもできるような体の構造になっているのですから、問題がなければどちらもできるように練習してください。
その上で、本人にどちらがいいかを選ばせてあげるのもいいのではないかと思います。
ただし、外出先では案内に従うようにするのが大切だと教えてあげましょう。
また、幼児の頃はお風呂で、局部もしっかりと洗って上げてくださいね。
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