相変わらず彼の周りにはいつも女の子がいる。

レンと一緒にいる時間を少しでも増やしたくて、バスケについて行くようになった私。体育館の観覧席から、レンがバスケをする様子を眺めるのが日課になっていました。はじめてここへ来た時と変わらず、レンの周りにはいつも女の子がいます。

この日も、レンはバスケそっちのけで女の子と楽しそうに話していました。「誰あれ・・・」モヤモヤしながら2人を見つめる私。でもレンが誰と話していても、決して束縛はしないと決めていました。だってレンは私の事が一番好きだと言ってくれたからー・・・。

観覧席から見守る私に気付いたのか、こっちを向いて笑顔で手を振るレン。他の人と話している最中でも、私の事を考えてくれている!「やっぱり私が1番なんだ」と優越感に浸りながら、手を振り返しました。

バスケが終わり、ようやくレンと2人きりの時間を過ごせると思った私は、帰り支度をするレンに「一緒に帰ろ」と声をかけます。しかし「ちょっと友達が相談に乗ってほしいって言ってて・・・先に帰ってくれる?また連絡するから」と断られてしまいました。

「また連絡するね!」と言うレンの背後には、さっきレンと仲良さそうに話していた女の子の姿が・・・。相談に乗ってほしいって、その女の子と2人きりで過ごすってこと?喉まで出かかった言葉を飲み込んで、「わかった」とレンを送り出しました。

「一緒に帰れると思ってたのに・・・」相談に乗ってほしいと頼まれたとはいえ、自分よりもあの子が選ばれたことにショックを隠せない私。本当に私が一番なのかな?本当に好きなら私を選んでくれたっていいのに・・・と不安な気持ちにかられます。

もう帰ろう、歩き出そうとした私に「あれ?ミカちゃん」と誰かが声をかけます。後ろを振り返ると、レンの友達のアツシさんが立っていました。1人でいる私を不思議に思ったのか「今日はひとり?」と話しかけてきました。
レンさんと一緒にいる時間を増やしたくて、バスケについて行くようになったミカさん。はじめてここへ来た時と変わらず、レンさんの周りにはいつも女の子がいます。バスケそっちのけで女の子と談笑するレンさんにモヤモヤしていると、ミカさんに気付いたのか笑顔で手を振るレンさん。ミカさんは、他の人と話している最中でも私を気に掛けてくれてる!と優越感に浸りながら手を振り返しました。バスケが終わり、ミカさんは帰り支度をするレンさんに一緒に帰ろうと声をかけます。しかし「友達が相談に乗ってほしいって言ってて、先に帰ってくれる?」と断られてしまいました。「また連絡するね!」と言うレンさんの背後には、さっき仲良さそうに話していた女の子の姿が・・・。自分以外の女の子を優先されたことにショックを隠せないミカさん。本当に好きなら私を選んでくれたっていいのに・・・と不安な気持ちにかられます。1人で帰ろうとしたミカさんに「あれ?ミカちゃん」と誰かが声をかけます。後ろを振り返ると、レンさんの友達のアツシさんが立っていました。
本当に一番好きなら、他の女の子に誘われてもミカさんを優先するはずですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母2
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