[6]クズ男に恋した私|女友達と距離が近すぎる彼にモヤモヤ。でも彼女じゃない私は何も言えない。

アイコンイメージ
前回のお話

引っ込み思案で人見知りな大学一年生のミカさんは、インカレサークルでレンさんと出会います。コミュ力が高く周りへの気遣いもできるレンさんにミカさんが恋に落ちるまで、時間はかかりませんでした。知り合ってしばらくが経ち、2人で会う約束も増えてきた頃、ミカさんは思い切ってレンさんに告白しますが、過去の恋愛のトラウマを理由に断られてしまします。「付き合えなくても今と変わらず仲良くしてほしい」とレンさんに言われたミカさんは、友人としての関係を続けることにしました。ある日、レンさんとの相性が知りたいと思ったミカさんは、よく当たると話題の相性占いをしてみることに。レンさんに生年月日を尋ねると、年齢がミカさんの一つ上であることが発覚。「レンって年上だったの?」と聞くと、「恥ずかしくて黙っていたんだけど実は浪人してて、隠しててごめん」と謝るレンさん。なんで言ってくれなかったんだろう・・・と不安な気持ちが芽生えましたが、嫌われると思って言えなかったと話す姿を見たらどうでもよくなりました。相性占いの結果は、70%と微妙な数値。しかし、レンさんは真面目な表情で「その数値よりもミカが大好きだよ、今までの彼女よりも好き」と言いました。誰よりも好きと言ってもらえたことに、ミカさんは舞い上がりました。もっと一緒にいたいと思い「今日は泊まれる?」と聞きますが、「ごめん、今日はバスケの助っ人で呼ばれてて」と断られてしまいます。今日は一緒にいられないんだ・・・と落ち込むミカさんを見て、レンさんはひらめいたように「離れるのがいやなら、バスケの試合見に来る?」と言いました。

1話目から読む

彼の友達に紹介されたけど、やっぱり彼女とは言ってくれない。

バスケの助っ人として呼ばれたレンに連れられ、体育館に来た私。すでにたくさんの人が集まっていて、にぎやかな様子。私ははじめての場所に緊張しながらも、レンの後ろに隠れて体育館に入りました。

レンが「お疲れ~」と声をかけると、場の雰囲気がぱっと明るくなりました。「久しぶりじゃん」「今度飲もうぜ」と話しかけられるレンを見て「やっぱり色々な人と交流がある・・・」とあらためてレンの人気ぶりを目の当たりにしました。

レンが来たことに気付いたのか、ぞろぞろと人が集まってきました。そこには男の子だけでなく女の子の姿も。すると、派手な女の子がレンの肩に手を置き、「久々じゃーん、飲みに行かない?」と誘います。レンも「おー行く行く」と何やら親し気な様子。私は、「誰!?距離近くない!?」と気が気でなりませんでした。

レンの周りにいる女の子、みんなおしゃれで可愛い・・・レンが取られたらどうしよう・・・そう考えていた時、レンを取り囲んでいたうちの1人が私に気付き、「もしかして・・・彼女~?」と聞いてきました。

女の子の質問に、レンは「ん~?仲いいんだ~」とはぐらかすように答えます。やっぱり彼女って言ってくれないんだ・・・分かっていたことだけど、あらためて言われると悲しい気持ちになりました。女の子は少し間を置いて「ふ~ん」と何か言いたげな様子。含みを持たせた返答に、私はさらに不安になりました。

「来ない方が良かったかな」とショックを受ける私でしたが、色々な人に話しかけられても私を気にしてくれる・・・それだけで幸せな気持ちになりました。モヤモヤすることも多いけど、そのうち、ここに遊びに来るのが当たり前になりました。レンは男女関係なく誰とでも仲良くする人だから、一番好きなのは私だから、と自分に言い聞かせて・・・。

バスケの助っ人として呼ばれたレンさんに連れられ、体育館に来たミカさん。レンさんが「お疲れ~」と声をかけると場の雰囲気がぱっと明るくなり、周りに人が集まってきました。そこには男の子だけでなく女の子の姿も。すると、派手な女の子がレンさんの肩に手を置き、「久々じゃーん、飲みに行かない?」と誘います。レンさんも「おー行く行く」と何やら親し気な様子。ミカさんは気が気でなりませんでした。すると、レンさんを取り囲んでいた女の子うちの1人がミカさんに気付き、「もしかして彼女~?」と聞いてきました。レンさんは「ん~?仲いいんだ~」とはぐらかすように答えます。やっぱり彼女って言ってくれないんだ・・・分かっていたことだけど、あらためて言われると悲しい気持ちになるミカさん。女の子は少し間を置いて「ふ~ん」と含みを持たせた返答をしました。「来ない方が良かったかな」とモヤモヤするミカさんでしたが、そのうちここに遊びに来るのが当たり前になりました。
体育館に来たことで、レンさんの交友関係を知ったミカさん。好きな人が異性と親しげに話していたら、誰だって不安になってしまいますよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母2

この記事をSHAREする