[32]クズ男に恋した私|別れ話を深掘り「すぐ来るって言ってたでしょ?」親友2人の含み笑いが意味不明

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前回のお話

引っ込み思案なミカさんは、大学のインカレサークルで出会ったレンさんに恋をしました。「一番好きだけど付き合えない」とフラれてしまったものの、諦められず曖昧な関係を続けました。それから時が経ち、ミカさんは社会人に、レンさんは大学を中退して遊び歩く毎日。レンさんを信じるミカさんは、スーツを買ったり食事をご馳走していましたが、ある日アツシさんから、自分は都合のいい女であることを知らされるも信じたくないとレンさんにメッセージを送るミカさん。既読にもならないまま2週間が過ぎた頃、「レンがバスケに来る」と聞き、仕事終わりに駆け付けると、レンさんの隣には知らない女性の姿が。ショックで心身ともに疲労し会社を休んだミカさんは、バスケサークルにいたカナコさんとモカさんとと遭遇。すっかり仲良くなり失恋の傷が癒えた頃、女子トークを楽しんでいたミカさんたちのスマホに1件の通知が。順番に届き、最後はミカさんのスマホに。表示された画面を見て3人がスマホを差し出すと、レンさんから全く同じ内容のメッセージが!アツシさんに電話し、レンさんが彼女にフラれたことを知りました。

1話目から読む

「私、もう大丈夫なんで!」話しにくそうな男友達にキッパリ

失恋から3か月後、カナコとモカのおかげですっかり立ち直った私は、遊びに仕事に充実した日々を送っていました。ある週末、カフェで女子トークを楽しんでいると、カナコ、モカ、私の順番で、レンから「元気?今から会えない?」と全く同じメッセージが!笑いのネタになったメッセージを見て3人でお腹がよじれるほど笑ったあと、カナコはおもむろにスマホを手に取り、アツシくんに連絡すると、カナコが向き直って、「ねぇ、レン彼女にフラれたって!」と笑いながら言いました。

そして、「ねぇ、詳しく聞きたくない?」カナコはそう言うと、「あっ、もしもしぃ~。今さ~、モカとミカといるんだけど~。レンの話聞きたいんだけど~?え??来れる?マジで。じゃ後で場所送る~」と電話で話すと、

「なんか、アツシがミカがいるのに驚いてた。ウケる」カナコの言葉に、「アツシ、すぐ来るって言ってたでしょ~?」とモカが言い、「言ってた。言ってた」とやりとりする2人に私は意味がわかりませんでした。

そして、「お待たせ~」アツシくんがやって来ると、「早かったじゃん」とカナコが言い、「なんだよそれ」と言い返した後、「ミカちゃん久しぶり~」と声をかけられ、頭をペコリと下げました。

「でっ。でっ。なんで別れたん?レン」ワクワクしながらモカがそう言うと、アツシくんが私の方を見て、「あー・・」と困ったように言葉を詰まらせました。

なので、すかさず「あっ、私、もう大丈夫なんで!ね!全然!」と言うと、「そう??じゃ・・あれから」とアツシくんがレンと彼女の別れた話をし始めました。

「レンが彼女にフラれたって」カナコさんがそう言い、もっと詳しく聞こうとアツシさんに電話した後、「アツシ、すぐ来るって言ってたでしょ~?」「言ってた。言ってた」とモカさんと2人で盛り上がっているのを見て頭をひねるミカさん。その後、やって来たアツシさんがミカさんに気を遣うのを感じ「私、もう大丈夫なんで!」とミカさんが言い、別れ話を聞くことに。ミカさんを気遣うアツシさん、なんだか優しさ以上のものを感じてしまいますよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母

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