[16]クズ男に恋した私|待ち合わせ場所で見つけた彼は女の子を遊びに誘っていた。

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前回のお話

引っ込み思案で人見知りな大学生だったミカさんは、インカレサークルで出会ったコミュ力が高く周りへの気遣いもできるレンさんに恋をし、二人で会うことが増えていったころ思い切って告白するも「好きだけど付き合えない」と言われ、恋人のような関係性でも彼女にはなれないまま曖昧な関係が続きました。レンさんは「一番好き」と言って優しくしてくれるものの、周りにはいつも女の子がいて不安なミカさん。その後、ミカさんは就職が決まりますがレンさんは留年。レンさんから「大学を卒業して就職したら一緒に住もう」「ちゃんとしてから付き合いたい」と言われ嬉しい気持ちになったミカさんでしたが、社会人と学生ですれ違いが多くなっていき連絡がつかないことが増えていきました。そんな中、友達経由でレンさんが大学を辞めたことを知ったミカさんはビックリ。しばらくして数週間ぶりに会いに来たレンさんは「大学も辞めたし就職先も見つからなくて合わせる顔がなくて連絡ができなかった」と言いました。レンさんが自分のために頑張っていることを嬉しく思ったミカさんは、大学のOBの先輩に就職先を紹介してもらうために会うというレンさんとスーツを買いに行くと、予算オーバーで諦めようとするレンさんを見て応援したいと思いスーツを買ってあげました。買い物後は久しぶりのデートを楽しみにしていたミカさんですが、レンさんは先輩に会うと言ってすぐに帰ってしまいました。その日、レンさんからの連絡をずっと待っていたミカさんですが、朝になっても連絡はなくミカさんが送ったメッセージも既読にすらなりませんでした。

1話目から読む

私との待ち合わせ中に他の女の子に声をかけていた彼

数週間ぶりに会えたレンは、一緒に買い物に行ってスーツをプレゼントすると、先輩に会うと言ってすぐに帰ってしまいました。一人で家に帰った私は、「また連絡する」と言っていたレンに「終わったら連絡ほしいな。待ってるね」とメッセージを送り連絡を待っていましたが、結局朝になっても連絡はなく、メッセージも未読のままでした。

それから連絡がないまま2週間が経ちました。仕事中にレンから「全然連絡できなくてごめんね。ミカに会いたい」とメッセージが届きました。

「今日は仕事で遅くなるんだ・・」と返信すると、「怒ってる??」「そうだよね」「連絡できなかったから。やっぱり、前に付き合っていた彼女と同じでミカもオレのことイヤになるよね」「ごめん」と落ち込んだ様子のメッセージ。

慌てて「そうじゃないよ!ちょっと遅くなるけど・・待っててくれる?」と送ると、レンから「駅まで迎えに行くよ!ご飯食べよ」と返信が来たのですぐに「分かった!」と返しました。久しぶりにレンに会えるんだ!

仕事を終えて待ち合わせ場所の駅に向かうと、女の子たちと楽し気に話しているレンを見つけました。

私はレンに声をかけようとしましたが、レンが「今度あそぼー」と女の子を誘っている会話が聞こえてきて思わず言葉を飲み込みました。

レンさんからミカさんに連絡がくるのは数週間に一度くらいになっていました。前回会ってから2週間後、レンさんから会いたいと連絡が来たミカさんが「仕事で遅くなる」と伝えると、「連絡できなかったから怒ってる?ミカも前の彼女と同じでオレのことイヤになるよね」とレンさんから落ち込んだ様子の返信がきてミカさんは慌てて否定。ミカさんの仕事が終わってから夜ご飯を食べに行く約束をしました。仕事を終えたミカさんが待ち合わせの駅に行くと、知らない女の子2人と楽しそうに話しているレンさんを見つけました。声をかけようとしたミカさんでしたが、レンさんが女の子を遊びに誘っているのが聞こえて思わず言葉を飲み込みました。
自分の気が向いたときにだけ気まぐれにミカさんに連絡をしてくるレンさん。たまに会えるだけで嬉しいミカさんに対し、レンさんの目はミカさん以外の女性にも向いているのですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母

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