家族の夕飯は戦いでもないし早いもん勝ちでもない。

夫学と息子陸に先に夕飯を食べてもらっている間に、作り置きしたハンバーグを片付けただけ。ほんの少しの間だったのに、食卓に戻ると、お皿にはハンバーグが一つも残っていませんでした。3人家族の夕飯なのになぜ?イラっとした私が「ちょっと待って。ハンバーグいくつ食べた?」と聞くと、陸は「ぼく、いっこ~」と答えました。陸はハンバーグが大好きなのに、1個?すると学はなぜそんなことを聞かれるのか焦ったように「数えてなかった。」と答えました。

「まさか4つも食べたの?」と責めても、学は「でも、まだあるんだよね?もっと作ってたじゃん」とサラリと言います。作り置き用にたくさん作っているところだけはチェックしているのもイラっとします。「あれは作り置き!」と言ったところで学ぶには通じません。

作り置きを『まだある』と解釈する学は、「まだあるならいいじゃん。ハンバーグぐらいで文句言うなよ~」と私が細かいことでねちねち言う人みたいに言ってきます。「来週食べようと思ったのに」と、時短で夕飯の準備ができるときの楽さを失ってガックリする私に、学は「また来週も作れば?」と簡単に言いました。作らない人に言われたくない。

私がガックリしているところに学が「俺、ハンバーグ好きだし。焼くならまだ食べれるよ」と悪びれもせずに言ったのでまたイラっとしました。学の好物の話なんてしていないし、陸のことすら気にせず食べたくせに学がまだ食べれるかどうかなんてどうでもいい。

腹が立ちすぎてこれ以上話したくなくなった私は「もういい、ハンバーグなしで食べる」と嫌味を込めて言い放ちましたが、そこでもまだ「なんだ、ハンバーグいらないの?そんなんで足りるならいいじゃん。ダイエット?」と小ばかにしたように笑う学。言うことがいちいち癇に障ります。

いつまでもイライラしている私に今度は「なんだよ、食事は戦い!早いもん勝ちに決まってるだろ」と、学は正論で諭すかのような口ぶりで言い始めました。は?何言ってんの?家族の食卓は戦いじゃないし、早いもん勝ちなわけがありません。「3人で」「楽しく」「分け合って」食べたかった。いや、そうするべきでしょう。

私は思わず学を睨みつけて「5個あったのに学が食べちゃうからでしょ」と言いました。好きなものを好きなだけ、陸や私のことを考えず食べてしまい、それに悪びれるどころかまだ食べれると言い放った学に本当にイラっとしました。

作り置き分のハンバーグまで今日焼いてしまうのは嫌。結局、私のこの日の夕飯はメインのおかず無しの寂しいものになってしまいました。学にはハンバーグくらいで、と言われましたが問題はそこではないと私は思います。
ハンバーグが食べられなくて怒っているわけではないのに、学さんに全く通じなくてイラっとするのが本当によくわかります。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi
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食い尽くしされるってわかってるなら、先に食べててとか言わずに一緒に食べ始めれば良いのに。ハンバーグを大皿に盛る意味もよく分からないな。
この日に食い尽くしが始まったわけではないんよね?だったらハンバーグを大皿盛りにする方も1%くらい悪いよ。