[5]息子の彼女が窓から入ってきた|真剣に怒っているのに話をはぐらかされる。高校生カップルは手強い

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前回のお話

息子ミズキ君の部屋の窓から侵入してきた女子高生エリカちゃん。目撃したお母さんは恐怖と驚きで大声をあげてしまいました。エリカちゃんがミズキ君の彼女で、もう6日も泊っていると聞いたお母さんは、ミズキ君に彼女がいることも知らなければ知らない子が6日も泊っていたことにも気づいていなかったことに言葉を失います。エリカちゃんから話を聞いていたところにミズキ君が帰宅しました。

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どうせダメって言われるから面倒だった

息子ミズキの部屋に窓から侵入していたエリカちゃん。もう6日も泊っていると聞いたところでミズキが帰ってきました。リビングで私と話しているエリカちゃんを見るなりギョッとして「え!?なに!?どういうこと!!」と言いましたがそれはこっちのセリフ!「あんた!ちょっとここに座りなさい!!」とミズキを座らせました。

ミズキとエリカちゃんを前に、あらためて説教を始めました。「彼女を窓から出入りさせるってどういうつもりなの?」ぐちぐち言う私はお構いなしで、ミズキとエリカちゃんはヒソヒソと「あ、なに見つかったの?」「うんバッタリ」などと言い合っています。

6日も泊っていることや、キッチンを自由に使っていることにも文句を言うと、ミズキは「結構話した?」とマズイな、という顔をしていましたが、悪びれる様子もなくエリカちゃんと話しているので「ミズキ、あんた何を考えてるの!?」と怒りました。

ミズキは「エリカが泊まりたいって言ったから。どうせダメっていうだろ?」と、最初から私に相談するつもりは無かったようです。私にいろいろ言われるのが面倒だったというミズキに「でもね、知らない人が家にいるってビックリするでしょ」とため息をつくと

「さっきおばさん具合悪くなってた」とエリカちゃんがミズキに耳打ちしました。「もう落ち着いた?大丈夫?」と本当に私を心配する顔をしてたずねるエリカちゃんに、ちょっといい子かもと思ってしまいました。でもそうじゃないのよ!ミズキたちののん気な態度にこっちのペースが乱されます。

人の話を聞いているのかいないのか、ミズキ君とエリカちゃんはつかみどころがない感じがしますね。お母さんの怒りはどこへ持って行けばよいのやら。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

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