[4]息子の彼女が窓から入ってきた|うちへの連泊を親は知っているのか問いただすと口ごもる女子高生

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前回のお話

息子ミズキ君の部屋の窓から女子高生が侵入しようとしているところを偶然目撃して驚きと怖さで声をあげたお母さん。「こんにちは」と言いながら入ってきたその子は、ミズキ君の彼女だというエリカちゃん。ミズキ君が、鍵を空けておくからと言ったと主張されますが、まずミズキ君に彼女がいることも、エリカちゃんの着替えがミズキ君の部屋に置いてあることも知らなかったお母さんは動揺を隠し切れません。とりあえず靴を玄関に置かせ、着替えてからしっかり話を聞くことにしました。そしてお母さんが知らない間にエリカちゃんは既に6日間も家に泊っていると知って驚きました。

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一応。たぶん。これは絶対言ってない

「バレなきゃ大丈夫」とミズキが誘導したとはいえ、親の私が知らない間に6日も連泊しているなんて普通ではありえないなと思い「母親としてはね、年頃の子が知らない間に家にいるのはどうかなって思うのよ。」と話しても、エリカちゃんは「どうかなって?」とキョトンとしています。「ほら、あの、間違いがあってはいけないし。」と口ごもると、エリカちゃんに「あ!避妊はしてるよ?」とズバッと言われてしまいました。

なんとも言えず無言になる私に「あれ?そういうことじゃなくて?」とまたキョトンとするエリカちゃん。いや、そうなんだけど。

私はエリカちゃんの親御さんがさぞ心配しているのではないかと気がかりでした。「エリカちゃんのご家族は知ってるの?うちに泊まりに来るって。」と聞くと、これまでスラスラと躊躇なく話していたエリカちゃんが急に「あ・・・一応?」と口ごもりました。「一応?ってどういう・・・ご家族は反対はしてないの?」と聞くと

エリカちゃんはまた目を逸らして「うーん、たぶん?」とごまかそうとしました。たぶんってなに?私は直感で絶対言ってないと分かりました。

家出をかくまったと思われても大変。「あのね」と諭そうとしたタイミングで「ただいま~」とのんきにミズキが帰ってきました。「あっミズキだ」とぱぁっと明るい顔になったエリカちゃんです。

エリカちゃんの態度は怪しすぎますね。何か事情があるのか、親には言っていなさそうです。心配して探し回っているのではないかと心配です。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

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