「バレなければ大丈夫って」笑顔の彼女に吹き込んだ息子に怒り

ミズキの部屋の窓から侵入しているところを私に見つかっても悪びれず「着替えたい」というエリカちゃんに動揺を隠せず、ミズキの部屋に既に私服も置いているというエリカちゃんと、着替えてからリビングで話し合うことにしました。
「あの・・ミズキとはいつからお付き合いを?同級生?」とたずねると、「あ・・1か月前から。今高2」エリカちゃんの言葉に「お・・同じ高校なのよね?」そう言うと、「うん」エリカちゃんが頷きました。

「で・・いつからうちに泊まってるの?」恐る恐るたずねると、「えーっと、夜中帰るのもいれる?」とエリカちゃん。「え・・じゃ入れて」と言うと、「えーーっと・・6日目かな」とエリカちゃんが数えながら言いました。

エリカちゃんの言葉に「6日目!?」と驚いて、「そんなにうちに泊まってたの?いつも窓から?」と言うと、「鍵持ってないし・・ミズキが窓から入ってって・・しゃーなしだよね。ウケる」と答えるエリカちゃんの言葉に、「ウソでしょ・・」と絶望的な気持ちに。

すると、「あっ!」突然大きな声を出すエリカちゃん。「何?」と聞くと、「・・シャワーとかは家で入ってから来てる。さすがに悪いかなって」ちょっぴりドヤ顔のエリカちゃん。「えーーーーーっと」と考え込んで、「それはありがとう・・」と答えながら、「ありがとうでいいのか??」と考え込んでいました。

そして、「でもね、ミズキが提案したからと言って、家に誰もいない時に窓から入るのは、ちょっと常識的におかしいかなって思わなかった?」エリカちゃんにそう言うと、「ミズキはバレなければ大丈夫って。ウケるよね~」笑顔で答えるエリカちゃん。「マジよゆーだよ。うちの親めっちゃ鈍いから気づかんて」ミズキの言葉を想像し、「あいつ!!」と怒りがこみ上げました。
エリカちゃんが着替えてから話し合う事にしたお母さん。エリカちゃんはミズキ君と同じ高校の同級生であることがわかりました。さらに、もう6日間も泊まっていたと聞いてビックリ!「誰もいない家に入るのは常識的におかしいかなって思わなかった?」と聞くお母さんに、「ミズキがバレなければ大丈夫って」と笑顔で答えるエリカちゃん。「うちの親めっちゃ鈍いから」とミズキ君の言葉を想像して怒りに震えるお母さん、息子の彼女とご対面って・・あまり遭遇したくありませんよね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。
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