プレゼント渡してフラれた?無言の息子が心配

お父さんからお金を受け取って1週間が経った頃、沈んだ表情で学校から帰って来たショウくんは、すぐ部屋に入ってしまいました。
「あら・・プレゼントだけ渡してフラれたって感じかな?そもそも高校生でそんな高い物プレゼントするのがおかしいのよ・・懲りてくれたらいいんだけど」そう呟いているとスマホが鳴りました。

「あれ・・学校から電話・・?」そう思い、「はい三ツ木です」電話に出ると、「お母様ですか?お世話になってます。ショウくんの担任のサトウです。ショウくんがお友達に財布をプレゼントしたことはご存じでしょうか?」そう言われ、「あ・・はいそれは」と答えると、「そのことでお話がありまして。明日学校に来ていただけますか?」とサトウ先生が言いました。

その後、「ショウ~。今、先生から連絡あったんだけど?何かあった?」そう聞いても「・・・」と何の返事もなく、「無言?なに?話せないようなことなの?」と不安に思い、「ねぇ・・」

「悪さはしてないよね?しないか・・ショウは、しないね・悪さは・・」そう呟いても「・・・」何も答えないショウくん。「うん・・しない。しない。・・しないと信じたい!!」と心の中で祈るのでした。
そして翌日、学校を訪れたお母さん。

「こちらでお待ちください~」と案内された教室のドアを開けると、「うつむいた保護者が2名、椅子に座っていました」
「え・・どういう状況?」と焦り始めたお母さん。
途端に心臓がドキドキし始めたのでした。
自学校からの電話もドキリとしますが、呼ばれたのが自分だけではなかったのも驚きですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。