お金を受け取った後、何かが起こった。

好きな子にハイブランドの財布をプレゼントするから足りない分のお金を貸してくれとショウくんに言われ、お父さんに相談したところ、あっさりOK!「反対しないの?3万って高額だよ?」と言うと、「ん~、好きな子に何かしてあげたいって気持ちはわかるし。その子がここまで要求するようになったのは、ショウにも責任があるんじゃない?」お父さんにそう言われ、「つまり・・どういうこと?」お母さんがたずねました。

「ずっとご馳走したり、何か買ったりしてあげてたから、その子は『ショウならそれくらい準備してくれるよね?』って感覚になるってこと」お父さんにそう言われて、「それって・・ショウが悪いってこと?」と不安そうにたずねるお母さん。

「ショウだけが悪いってわけじゃないけど・・。今、頭ごなしに反対しても拗れるだけだから。俺から話すよ」お父さんの言葉に、「・・わかった」お母さんも納得することに。
その後、お父さんがショウくんと何やら話し込んでいました。

そしてお金を受け取ったショウくんの笑顔を見たお母さんは、「すごくよろこんでる・・。本当にショウは理解してるのかしら・・」そう呟きながら、不安を抱えていました。

それから1週間が経った頃。
学校から帰ってきたショウくんは、うつむいて何だか暗い雰囲気。「お・・お帰り。ご飯は?」とお母さんが声をかけるも、「いらない」そう言って自分の部屋に行ってしまいました。
お父さんは息子さんの気持ちを優先してお金を渡したようですね。今回は見守ると決めたお母さんも本当に息子君が理解しているのか疑問になる気持ちもわかります。お金の大切さを知る機会になるといいですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。