高校生のお金トラブル[5]奢らされてるだけなのにヘラヘラと照れる息子

同級生の好きな女子にハイブランドの財布をプレゼントしたいというショウくんに、「お金は渡せない。というか、そんな高い財布を要求する子って・・申し訳ないけど信用できない」お母さんがそう言うと、「は?なんでだよ?」とかみつくショウくん。
「なんでって・・高校生でそんな高い物を要求するなんておかしくない?」お母さんの言葉に、

「だーかーらぁー、俺が渡したいだけだってば!」ショウくんの言葉を聞いて、「あっ、ねぇもしかしてお年玉とかは?貯めてたでしょ?」お母さんがそう言うと、「それじゃ足りない」と即答。「どうして??」

お母さんの言葉に、「それは、使ったから」ショウくんが言い、「何に???」と聞き返すと、「だから、みんなで遊びに行くときとか?」とショウくん。進学祝いやお年玉など、それまで臨時にもらっていお金はそこそこの額になっているはずだと知っていたお母さんですが、使ってしまったと聞いて青ざめたお母さんです。

「まさか・・いつもその女の子に奢ってるとか??」突然めまいが襲って来たお母さんがそう聞くと、「あ・・いや・・」照れながら答えるショウくんを見て、「ヤバい・・完全にみつぐくん」と頭を抱えてしまいました。

「ハァ・・あんた、わかってる?完全に『みつぐ君』だよ?」ため息をつきながらそう言うお母さんに、「なに?『みつぐ君』って??」と不思議そうにたずねるショウくんに、
「ただのATM!!お金を出してくれるだけの人ってことよ!」お母さんが言い放ちました。
お年玉も好きな女の子の為に使っていたとは驚きですね。それに加えて高額な誕生日プレゼント。これだけを聞くといいように利用されているだけなのでは?と疑いたくなるお母さんの気持ちもわかりますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。