高校生のお金トラブル[3]「好きな子にプレゼント」気持ちは可愛い息子

ショウくんから渡されたレシートを眺めていたお母さんが、「ねぇ、ひとり分水増しして要求してない?」と言うと、「は?なんで?」とショウくん。「だってさ、ドリンクセット×4じゃん。4人で行ってない?」とたずねると、「は?3人だし」とお母さんの言う事は認めません。

すると、「ねぇ・・もしかして・・誰かにお金をせびられているの??」お母さんが心配そうにそう言うと、「は?ちげーし!!」とショウくんは否定します。

「だったらどうして?」「別になんでもないってば」ショウくんはそう言うものの、お母さんは3人で行ったはずの食事でドリンクセットが「4」なのがどうしても納得いかず、心配になってきました。
「正直に言いなさい。おかしいでしょ?こんなの。何を隠してるの?」「・・・」お母さんにそう言われて言葉に詰まるショウくんが、考え込んだ後で「正直に言ったってダメって言うにきまってる」と、やはり何か隠していたようです。

「そんなの言ってみないとわからないでしょ?」呆れるお母さんに「・・好きな子の・・誕生日プレゼントを買いたい」思い切ってショウくんが言いました。イジメやたかりなど、不安なことばかり考えていたお母さんの顔がパッと明るくなりました。

「えっ。なにそれ」と途端にテンションが上がるお母さん。「で、何を買うの?」とワクワクしながらたずねるお母さんに、「うるさいな・・●●(ハイブランド)の財布」とショウくん。
「は??」お母さんは予想外の言葉に目が点になってしまいました。
息子君がお金を請求するようになったのには理由があったんですね。いじめなどではなさそうで安心する反面、ハイブランドのプレゼントを好きな子にプレゼントしたい理由に驚きましたね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。