[13完]高校生のお金トラブル|反省して!痛い目を見ても次の恋の予感に浮かれる息子に呆れる母

アイコンイメージ
前回のお話

同級生の好きな女の子に喜んでもらいたい高校生のショウくんは、お母さんの反対を押し切り誕生日にハイブランドの財布をプレゼント。しかし、その女の子は何人もの男の子から同じ財布をもらい、その中の一人と付き合うと彼氏以外からもらった財布をフリマサイトで売っていたのです。学校からの呼び出しでその事実を知ったお母さんはショウくんが騙されていたとわかり愕然。しかし、お母さんがいくら「利用されただけ。騙されたのと同じ」とショウくんに伝えても、ショウくんは「騙してたら売ったことを俺に言わない」と言い聞く耳を持ちません。「あの子が幸せならもういい」と遠い目をするショウくんに、お母さんはそれ以上何も言えませんでした。

1話目から読む

息子自身を大切にしてくれる子を見つけてほしい。母の想いは届くのか・・。

痛い目に遭っても自分が女の子に騙されていたとは思っていないショウくんに呆れていたお母さんは「あ、そういえば・・」と先生から聞いたことを思い出しました。「ショウのことが心配だって先生に伝えた子がいたんだって。それで学校側も把握したみたいよ」と伝えると、ついさっきまで遠い目をしてしょんぼりしていたショウくんが「え??誰だろう?」と前のめりになって目を輝かせました。

「そこまでは聞いて無いけど・・」とお母さんは答えますが、自分を心配してくれている子がいると知ったショウくんは「俺の心配か・・え~誰だろう」と見るからに舞い上がっています。ショウくんの浮かれた様子に「あのさ、それって周りから見ても違和感を感じることだったって認識してね。分かってる?」と釘をさすお母さん。

「あなたはそれでよかったって納得してるかもしれないけど・・奢ったりプレゼントすると近寄ってくる子じゃなくて・・ショウ自身を大切にしてくれる子を見つけてほしいのよ。母としては」今回のことで傷ついたショウくんを見ていたお母さんは、ショウくんにまた同じ想いをしてほしくない、ショウくん自身を大切にしてくれる子を見つけて幸せになって欲しいという気持ちを伝えました。

しかし、当のショウくんは「分かってるって。でも誰だろ・・俺を心配してくれてる子って・・」とお母さんの言葉を聞き流し鼻の下を伸ばして浮かれっぱなし。今回のことに懲りていない様子のショウくんに、お母さんは「ねぇ!!ちょっと。今回の財布のお金はお年玉とかから返してもらうからね。反省して!」とブチギレました。

お母さんに雷を落とされ「えーーー」と不服そうなショウくんでしたが、お母さんの想いは伝わっていると信じたいですね。お母さんは、ショウくんがプレゼントした財布が売られているフリマサイトを見ながら、「高い勉強代になったと思って、お金の管理についてはちゃんと話そう」と強く思いました。

好きな女の子を喜ばせたいという純粋な想いで、女の子が欲しがっていた8万円もするハイブランドの財布を誕生日にプレゼントしてしまったショウくん。女の子はショウくんがプレゼントした財布をフリマサイトで売っており、傍から見ればショウくんが女の子に騙されていることは一目瞭然でしたが、当のショウくんには全くその自覚がありませんでした。子どもの恋は応援してあげたいですが、相手が子ども自身ではなくお金やモノ目当てだとしたら親としては黙ってはいられませんよね。今回はかなり高い勉強代となってしまいましたが、これを機にお金の大切さや管理について家族でじっくりと話せるといいですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。

この記事をSHAREする