[11]高校生のお金トラブル|男子の恋心を利用してプレゼントと現金ゲットした女子高生「親に教えてもらった」

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前回のお話

好きな子の誕生日にハイブランドの財布を贈った高校生の息子ショウくん。プレゼントした後、暗い表情で学校から帰ってきたショウくんを見て心配になる母親は学校から連絡があり、翌日学校へ。お母さんを含め3人の保護者に対して、担任のサトウ先生から「お子さんが女子生徒に財布をプレゼントしたことはご存知ですか?」と質問。2名の保護者が顔面蒼白になるなか、「どうして先生まで伝わったんですか?」と疑問を投げかけるお母さんに、「ショウくんが心配だとある生徒が教えてくれた」と聞いてビックリ。先生がプレゼントを受け取った女子生徒に、プレゼントしてもらった同じ財布をどうしたのかとたずねると、「貰ったプレゼント私が何しようと勝手でしょ?」と言った後、「プレゼントしてくれた人の中から付き合ったよ」と教えてくれたのでした。

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「みんなに買って欲しいなんて言ってない」だから良いという事にはならない

わかっている限り、3名の男子生徒からハイブランドの全く同じ財布をプレゼントされた女子生徒。先生がそのことを知ったきかけは、「ショウくんが心配だから」とある生徒に相談されたからだそうです。担任の先生が女子生徒と直接話すも、「誕生日プレゼントもらうのってダメなこと?」「残りはフリマで売ったよ」と笑いながら言い、先生に「同じの何個も必要ないでしょ?」と言われると、「フリマで売ったよ?もらったプレゼント、私が何しようと勝手でしょ?」「プレゼントしてくれた人の中から付き合ったよ?」と開き直りました。

「それに、私誕生日プレゼント何が欲しい?って聞かれたから答えただけで、みんなに買って欲しいなんて1回も言ってないよ?」そう話す女子生徒に「でも、みんなの恋心を利用したって思わない?」先生がそう言うと、「ん~。でもみんな『私が喜んでくれるなら嬉しい』って言ってくれたから」と嬉しそうに話す女子生徒です。

「んじゃ、ありがとうって貰った」満面の笑みを浮かべる女子生徒を見て、「はぁ・・このことは、あなたの保護者の方にも伝えるけどいい?」先生がそう聞くと、「ん?いいよ~!だって、このやり方親から教えて貰ったし~」そんなやり取りがあったことを担任の先生から聞いて保護者は愕然。

「・・・ということでして、こんなことをしてはいけないと伝えたのですが・・申し訳ありません・・」と頭を下げるサトウ先生に、

「伝わる子だったら、そもそもしないでしょうね・・うちは、今回のことはいい薬だと思ってショウと話します」お母さんがそう言った後で、
「あの・・ちなみに・・彼氏はこの中には?」保護者の一人が恐る恐るたずねると、「その・・残念ながら・・」と先生が申し訳なさそうに答えました。

そして疲れ果てて家に帰宅。
「ただいま~。はぁ疲れた疲れた。今日のゴハン、デリバリーでもいい?」お母さんがたずねるも、「・・・」何も言わないショウくんに、「なに?ピザ?カレー?肉?何にする??」お母さんがもう一度たずねると、「・・何も聞かないの?」少しうつむいた表情でショウくんが言いました。

学校に呼ばれた3名の保護者。その中にショウくんのお母さんの姿もあり、担任のサトウ先生から、息子が同じ女子生徒に8万円のハイブランドの財布をプレゼントしたと聞き愕然とする保護者たち。先生が女子生徒に確認するも、悪びれもせず無邪気に「フリマで売ったよ。貰ったプレゼントを私が何しようと勝手でしょ」と言った後、「プレゼントしてくれた人の中から付き合ったよ?」と無邪気に笑う女子生徒に、「保護者に連絡するけどいい?」というと、「このやり方は親に教えてもらった」と言われ絶句。集まった3名の保護者にお詫びをされたものの、疲れ切って家路に着いたお母さんが、「はー疲れた。今日のゴハンデリバリーでもいい?」ショウくんにそう言うも無言のショウくんに、「なに?ピザ?カレー?肉?何にする??」と言うと、「・・何も聞かないの?」静かにそう言いました。

何を言っても通じない女子生徒の行いを教えたのが「親」だとは。本当ため息しか出て来ませんね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。

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