[10]高校生のお金トラブル|彼氏にしたのはアクセサリーもくれた男子。騙した意識が全くないフリマ女子

アイコンイメージ
前回のお話

好きな子の誕生日プレゼントにハイブランドの財布を贈りたいという高校生の息子ショウくん。父親があっさりOKしお金を渡してから1週間が経った頃、暗い表情で学校から帰ってきたショウくんを見て心配になる母親。学校から連絡が来て翌日学校に行くことになり不安を抱えたまま学校へ行くと、すでに2名の保護者がが神妙な面持ちで座っていました。そしてやって来た担任のサトウ先生が「お子さんが女子生徒に財布をプレゼントしたことは知っていますか?」と質問。金額まで知っていたのはショウくんの母親だけで、「8万」と聞いて青ざめる保護者。「金額が金額だけに保護者の方にお伝えしないと・・」と話す先生に、「どうしてプレゼントの件が先生にまで伝わったんですか?」とショウくんの母親が素朴な疑問を投げかけました。

1話目から読む

「フリマで売ったよ」暖簾に腕押し。何を言っても話が通じない女子生徒

好きな子にハイブランドの財布をプレゼントしたいと言っていたショウくんが、その後元気なく学校から帰って来たのを見て心配するお母さん。それとほぼ同時に学校から連絡があり、不安を抱えながら翌日学校と行くと、そこには2名の保護者が。担任のサトウ先生が「お子さんが女子生徒にお財布をプレゼントされたのはご存知ですか?」とたずねると、詳細を知っていたお母さんが8万円だと言うと2人の保護者は顔面蒼白。「でも、」と疑問を抱いたお母さんが、「どうして先生にまで伝わったですか?」と先生にたずねると、

「ある生徒が教えてくれたんです。ショウくんが心配だと」先生の言葉に、「うちの子を?」と驚くお母さん。「はい。それで女子生徒に確認したところ・・」先生が言葉を続けます。

「え??なに?先生、どこから聞いたの?」笑いながら女子生徒が答えました。「ということは事実ってこと?」先生が冷静にたずねると、「てゆーか、誕生日プレゼントもらうのってダメなこと?」と全く悪びれもせずに答えます。

「ダメではないけど・・同じプレゼント何個もらった?」質問には答えずに先生がそう聞くと、「え??ん~とひとりだけ?」女子生徒の言葉に「じゃ、ないよね?」すかさずたずねる先生に、「へへへっもう知ってるじゃーん」あっけらかんと言う女子生徒の言葉を聞いて、

「その財布どうしたの?同じの何個も必要ないでしょ?」先生の言葉に、「フリマで売ったよ??」と即答。「え??」驚く先生に、「貰ったプレゼント、私が何しようと勝手でしょ?へんなのー」と笑いながら答える女子生徒に、

「・・みんなを騙したって思わない?」と先生がたずねると、「え?なんで?プレゼントしてくれた人の中から付き合ったよ?今の彼氏。財布のほかにネックレスもくれたんだ~」悪びれもせずに女性性が言いました。

学校に集められた保護者が3名。どうやら女子生徒に同じ財布をプレゼントした生徒の母親のようでした。担任のサトウ先生から話を聞いていた時、ふと疑問がわいたショウくんのお母さんが「どうしてプレゼントの件が先生にまで伝わったんですか?」と質問すると、「ある生徒がショウくんを心配して教えてくれた」と知り驚きました。
その後、女子生徒に確認した先生は、何を言っても「先生どこから聞いたの?」「誕生日プレゼントもらうのってダメなこと?」と笑いながら言い、最終的に3人の男子生徒から同じ財布をもらったことが判明。「同じの何個も必要ないでしょ?」と先生が言うと、「フリマで売ったよ?もらったプレゼント、私が何しようと勝手でしょ?」と開き直り、「プレゼントしてくれた人の中から付き合ったよ?」と無邪気に笑いながら答えるのでした。

先生と、悪びれもせずに答える女子生徒とのやりとりを見ていると、話が何も通じない虚しさを感じてしまいますよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。

この記事をSHAREする