前回のお話
保護に来た警察官の質問に答えるおーちゃん。お昼ご飯は父親に渡されたお金で一人でフードコードで食べたと言い、弟だけを連れて前日から東京に行っている母親のことを聞かれると「ママは東京で『推し』に会うから」とさらりと答えたのでした・・・。
放置子おーちゃん93
ママは東京で「推し」に会うと答えるおーちゃん・・・。
「え?」
予想外過ぎる答えに目が点になる警察官。
「ごめん、えっとー・・・なに?推し・・・?」
さすがの警察官も動揺を隠せません。
「ママねー、『ヤヴァEE!!』が好きでー・・・」
警察官の動揺などお構いなしに母親の推しのことを教えてくれるおーちゃん。
「『推し活』してるの。昨日握手会で、今日ライブだって」
おーちゃんは母親が不在の理由を淡々と話します。
「えっとー、それは・・・さあやちゃんは一緒に行ったらダメだったの?」
「・・・・・・」
警察官にそう聞かれたおーちゃんは少し無言になり、
「おーちゃんがいるとママ・・・推し活に集中できないんだって」
ズボンをギュッと握りしめながら、寂しさを堪えるようにそう言って・・・
「ママが推し活の時は、おーちゃんがお留守番するのが親孝行になるし、おーちゃんの自立のためなんだって」
必死に母親を庇うような発言をするおーちゃん。
おーちゃんの両親が都合よく使う「自立」というワードがまた出てきました・・・。
※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
続きます!
まる
8歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
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推し活をすることには何の問題もありませんが、未就学児の子どもをこんな状況で残して行くなんて・・・。そして、父親は幼い子どもを一人で外で待たせているのになぜ早く帰ってこないのでしょうか・・・?
[ママ広場編集部]