両親の愛情が向けられていなかった女の子はおばあちゃんに引き取られていた。放置子にロックオンされた話【121】|まるの育児絵日記

前回のお話
かつては放置子の疑いがあり近所の大人たちに児相や警察に通報されていたさあやちゃん。しばらく会わないうちにさあやちゃん一家は引っ越したと聞いてたまるさんでしたが、2年ぶりに近所の公園に少し大きくなったさあやちゃんがおばあちゃんと一緒に現れて驚きました。声をかけてきたもののさあやちゃんはどこかへ走って行ってしまいましたが、その間にまるさんはおばあちゃんから2年前に児相から連絡があった時の話を聞きました。弟のおーちゃんだけに愛情を注ぐさあやちゃんの母親はおばあちゃんの娘で、結婚を反対したのを機に音信不通となっていたそうです。児相に「実家と連絡が取れないと弟も保護する」と言われた母親は、おーちゃんを取られること「だけ」は阻止するため、しかたなく実家の連絡先を児相に教えたそうなのでした。

放置子おーちゃん121



おーちゃんだけは手放したくないために渋々実家と連絡を取ったというさあや母。

さあやちゃんには全く愛情が向けられていなかったことを、おばあちゃんは涙をこぼしてまるさんに話しました。

母親だけでなく、父親もさあちゃちゃんには関心がなかったというおばあちゃんの話を聞いて、以前公園で何度もさあやちゃんにしつこくされて困っていた時に父親と話しても、全く無関心だった経験があるまるさんは心の中で(でしょうね)と頷きました。

両親の様子を知り、おばあちゃんは自分がさあやちゃんを引き取り育てることを決心したのだそうです。

まるさんは、おばあちゃんの話す様子から、もう安心なのだなと感じました。

今はどこに住んでいるのかと聞くと、公園からはかなり遠い市にいると聞き驚くまるさん。

わざわざ遠い公園に来ている理由は、最近になってさあやちゃんがアキくんのことを話したからだそうです。

先月から土日になると、まるさんとアキくんがよく来る公園へ来ているとおばあちゃんは説明してくれました。

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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。

[作者]まる
8歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。

[編集コメント]ママ広場編集部
さあやちゃんはアキくんとまるさんの話をして、今は遠い市に住んでいるし、約束もできないにもかかわらず、いつか会えるかもしれないと信じてアイに来てくれていたのですね。

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