祖母は孫の存在を2年前まで知らなかった。出て行った母親の話。放置子にロックオンされた話【119】|まるの育児絵日記

前回のお話
放置子の疑いがあるさあやちゃんは近所の人にしつこく付きまとったり、まだ未就学児でありながら公園やスーパーにひとりで長い時間放置されていたため児相や警察に通報されるほどでした。同じマンションに住むまるさんはさあやちゃんに付きまとわれて困ってしましたが、管理人さんの協力もあり関わりを避けて過ごしていました。しばらく会わないうちにさあやちゃん家族は引越したと聞いていましたが、2年後、公園で呼ばれて振り向くと、大きくなったさあやちゃんがおばあちゃんと一緒に立っていたのでした。

放置子おーちゃん119



あの。と、さあやちゃんのおばあちゃんが口を開きました。

「以前さあやが住んでいたマンションの方ですってね?」
おばあちゃんに何かを言ってどこかへ行ってしまったさあやちゃんですが、まるさんのことは話していたようです。

「さあやから色々聞いております。本当にご迷惑をおかけしました。」
そういっておばあちゃんはペコリと頭を下げました。

まるさんは、ずっと気になっていたことを思い切っておばあちゃんに聞いてみることにして

「今さあやちゃんはご両親のもとで暮らしてますか?」と聞いてみたのです。

「さあやは今、私のもとで暮らしています。と言いますのも・・・」
と言って、おばあちゃんは話し始めました。

おばあちゃんは、さあやちゃんのお母さんのお母さんでした。おばあちゃんの話によると、結婚を反対したことがきっかけでさあやちゃんのお母さんは家を出て、それきり全く連絡が取れなくなっていたそうなのです。

さあやちゃんと弟のおーちゃんが生まれていたことも、おばあちゃんは2年前に初めて知ったそうです。

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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。

[作者]まる
8歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。

[編集コメント]ママ広場編集部
どのような経緯でさあやちゃんがおばあちゃんと暮らせるようになったのかはわかりませんが、優しそうなおばあちゃんと一緒にいるさあやちゃん、今は幸せだと願いたいですね。

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