「子どもの頃に言われて今でも心に残っている言葉はありますか？」今回はなかざわ腎泌尿器科クリニック院長、中澤 佑介先生にお答えいただきました。
「大切な子どもへの一言：人生の選択、難しい道こそ歩む価値がある」
皆さん、こんにちは。私は泌尿器科の医師として、日々患者さんの健康を守る仕事に携わっています。
また、私自身も皆さんと同じで子どもがいる保護者です。
そこで、医学とは異なるお話をさせていただきたいと思います。
それは、子どもたちに伝えたい、私自身が子どもの頃に聞いて心に残っている言葉についてです。
その言葉は「人生の選択肢は簡単でないほうを選んだ方が良い」という言葉です。この言葉は私が幼少期に祖母から言われた言葉です。
子どもたちを育てる中で、私たち保護者はさまざまな価値観や選択肢があります。
その中で、どの道を進ませるかを決めなければなりません。
しかし、私は「人生の選択肢は簡単でないほうを選んだ方が良い」という言葉が、その際に大切な指針となると実感しています。
難しい道を選ぶことの大切さ
人生には、時にさまざまな迷いや苦しみが訪れることもあります。
簡単な道を選ぶことで、一時的な楽しみや快適さを手に入れることができるかもしれません。
しかし、その先にあるものが本当に私たちを幸せにするものなのでしょうか？
私たち保護者として、子どもたちにはその先を見据え、将来の幸福を考えた選択をしてほしいと願っています。
難しい道を選ぶことは、決して簡単ではありません。
努力や挑戦が必要ですし、失敗や困難に直面することもあるでしょう。
しかし、その過程こそが成長の機会であり、自己を見つめなおすチャンスなのです。
私たちが子どもたちに伝えたいのは、その先にある充実感や誇り、そして自信を手に入れるために、難しい道を選ぶ勇気を持つことの大切さです。
子どもたちが大人になったとき、自分の選択に責任を持ち、自信を持って進むためには、今からさまざまな経験を積み重ねることが必要です。
そして、その過程での努力や挫折こそが、本当の意味での成功を手に入れる鍵となるでしょう。
最後に、大切な子どもたちへのメッセージとして、繰り返しになりますが私は「人生の選択肢は簡単でないほうを選んだ方が良い」という言葉を胸に刻んでほしいと願っています。
どんなに難しくても、その先には素晴らしい未来が待っています。
私たち保護者は、子どもたちが自分の道を歩む姿を見守りながら、彼らの成長を応援していきましょう。
［執筆者］
中澤 佑介（なかざわ ゆうすけ）先生
なかざわ腎泌尿器科クリニック院長
［プロフィール］
【資格】金沢医科大学 医学博士、日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医、
2003年 京都府洛南高等学校 卒業
2012年 金沢医科大学 医学部医学科 卒業
2012年 金沢医科大学 氷見市民病院 初期臨床研修医
2014年 金沢医科大学 泌尿器科学 助教
2019年 金沢医科大学 大学院 博士課程修了
2021年 誠美会 池田クリニック（非常勤）
2021年 なかざわ腎泌尿器科クリニック 院長
2023年6月 JR金沢駅前にメンズヘルスクリニック（Gran Clinic）を開院。
患者さんに近い立場で専門的医療を提供したいという想いから、クリニックを開設。男性だけではなく、女性にも身近な泌尿器科クリニックを目指しています。
なかざわ腎泌尿器科クリニック
https://www.nakazawa-cl.jp/
