子どもの友達関係が心配。親は何ができる?異なる気質を理解して寄り添うことが大切です。

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友達とうまくいかないと悩む子に、どんなアドバイスをしてあげればいい?子どもの気質を理解するには?そんな悩みについて株式会社VITACE代表取締役の松岡美奈子さんから、陰陽五行思想の視点を交えたアドバイスをお伺いしました。

陰陽五行の知恵を活かした親のサポート法

こんにちは、株式会社VITACE代表取締役の松岡美奈子です。
「うちの子、学校で友達とうまくやれているのかしら」「また友達とけんかして帰ってきた」そんなお悩みを抱える保護者の方は多いのではないでしょうか。
友達関係の悩みは、実は子ども一人ひとりの「気質」と深く関わっています。
今回は、陰陽五行思想の視点から、お子さんの気質を理解し、友達関係をサポートする方法をお伝えします。

なぜ友達関係で悩む子と悩まない子がいるのか

同じクラスにいても、友達作りが得意な子もいれば、なかなか輪に入れない子もいますね。これは決して性格の良し悪しではありません。

陰陽五行理論では、人は生まれながらに「木・火・土・金・水」のいずれかの気質を強く持ちます。この気質の違いが、友達関係のアプローチや悩みの種類に大きく影響すると考えています。

まずはお子さんの気質を確認してみましょう:

気質を知ることで、「なぜうちの子はこういう行動を取るのか」「どんな声かけが効果的なのか」が見えてきます。最近では、子どもたち自身が自分の気質を知ることの大切さも注目されています。

気質別・友達関係の特徴と悩みのパターン

木の気質の子ども

特徴:
積極的でリーダーシップを発揮したがる、エネルギッシュで行動力がある
友達関係での課題:
正義感が強く、「それは間違っている」「ルールを守らなきゃだめ」と批判的になりやすく、友達から「うるさい」と思われることがあります。自分の基準で物事を判断し、相手を正そうとしてしまいがちです。
親ができるサポート:
・「正しいことを大切にする気持ちは立派だね」と認める
・「みんな少しずつ学んでいるんだよ」「完璧じゃなくても大丈夫」と伝える
・相手の気持ちを考える練習をする

火の気質の子ども

特徴:
感情表現が豊か、注目を集めたがる、明るく社交的、感受性が高い
友達関係での課題:
 空気を読む能力はあるものの、場を盛り上げようとする気持ちが強すぎて、度が過ぎることがあります。「もっと楽しくしよう」「みんなで盛り上がろう」と頑張りすぎて、疲れてしまう友達もいます。
親ができるサポート:
・「みんなを楽しませようとする気持ちが素敵だね」と認める
・「時には静かに過ごすのも大切だよ」と教える
・一対一でゆっくり話す時間を作り、本音を聞く

土の気質の子ども

特徴:
 調和を重視し、みんなをまとめたがる、思いやりが深い
友達関係での課題:
自分の意見を強く主張しすぎて、押し付けがましく感じられることがあります。「こうした方がいい」「みんなでこれをやろう」と仕切りたがる傾向があり、友達から「いつも命令ばかりする」と言われてしまうことも。また、自分の価値観や経験を基準にして、無意識にマウンティングしてしまうことがあります。
親ができるサポート:
・「リーダーとして頑張っているね」と認めつつ、「友達の意見も聞いてみるとどうかな?」と提案
・家庭で「みんなで決める」練習をする
・「みんな違っていいんだよ」「いろんな考えがあるね」と多様性を教える

金の気質の子ども

特徴:
規則正しく完璧を求める、個人主義、論理的思考を好む
友達関係での課題:
 個人主義なため団体行動が苦手で、空気が読めないことがあり協調性に欠けた印象を与えてしまいます。完璧主義で自分の基準を持っているため、友達と合わせることが難しい場合があります。
親ができるサポート:
・「自分の考えをしっかり持っているのは素晴らしいね」と認める
・「みんなで合わせることも大切だよ」と協調性の重要性を教える
・相手の気持ちを考える練習をする

水の気質の子ども

特徴:
 内向的で深く考える、一人の時間を大切にする、洞察力に優れる
友達関係での課題:
内向的で自己主張が苦手なため、友達の輪に入りにくく、一人でいることが多くなりがちです。本当は仲良くしたいのに、どう声をかけていいかわからず、寂しい思いをすることがあります。
親ができるサポート:
・「深く考えられるのは素晴らしい才能だね」と認める
・「少しずつでいいから、気持ちを伝えてみよう」と励ます
・一対一や少人数での交流から始める

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