子どもの低身長が心配。受診の目安と家庭でできる対策を竹内先生に伺いました

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子どもの身長があまり伸びなくて心配。身長を伸ばすといわれるサプリメントは摂った方がいい?あまり伸びないと、何かの病気の可能性もある?今回は、たけうちファミリークリニック院長の竹内雄毅先生に低身長について伺いました。

「同級生より小さい気がする」
「この1年、あまり身長が伸びていない」
子どもの身長が気になると、食事や睡眠が足りないのではないか、病院へ行くほどのことなのかと迷う保護者の方も多いでしょう。
子どもの身長には大きな個人差があります。小柄であることの多くは遺伝や体質によるもので、必ずしも病気や治療が必要というわけではありません。一方で、ホルモン、骨や軟骨、染色体、心臓・腎臓・消化器などの病気が、身長の伸びに影響している場合もあります。大切なのは、周囲の子どもと一度だけ比べることではなく、その子自身がどのように伸びてきたかを見ることです。

まずは家庭で「成長曲線」を確認しましょう

身長が気になったら、母子健康手帳、園や学校の身体測定、自宅での記録を集め、男女別の成長曲線に書き込んでみましょう。成長曲線とは、同じ性別・年齢の子どもの身長や体重の分布を示したグラフです。
日本小児内分泌学会によると、おおむね「-2.0SDから+2.0SD」の範囲に約95%の子どもが含まれます。「SD」は平均からどの程度離れているかを表す数字で、-2.0SD以下の子どもは100人に2~3人ほどです。ただし、数値が低いことだけで病気と決まるわけではありません。日本内分泌学会も、低身長と判定される子どもの90%以上では、治療が必要な病気は見つからないと説明しています。
一方、今の身長が平均の範囲に入っていても、以前に比べて毎年の身長の伸びがはっきり少なくなっている場合は、確認が必要です。たとえば、園や学校の身体測定の記録を見比べたときに、「去年までは毎年伸びていたのに、最近はあまり伸びていない」と感じるときです。「今、何cmあるか」だけでなく、「昨年から何cm伸びたか」にも目を向けましょう。

小児科へ相談したいのは、どんなとき?

成長曲線で身長が-2.0SD以下にある場合は、低身長の目安に当たります。また、身長は標準範囲内でも、毎年の身長の伸びがこれまでより明らかに少なくなった場合には、小児科へ相談してよいでしょう。
小さく生まれ、その後も身長が追いついていない場合も、出生時の状況を含めて評価が必要になることがあります。さらに、食欲低下、体重減少、強い疲れやすさ、長引く下痢などを伴うときは、全身の病気が成長に影響している可能性もあります。手足と胴体のバランスや骨の形が気になる場合も、医師に伝えてください。
とくに、成長不良に頭痛や見え方の変化を伴う場合は、早めに医療機関へ連絡しましょう。また、3歳以降に毎年の身長の伸びが以前より明らかに少なくなった場合は、小児科での確認が勧められます。必要に応じて、小児内分泌の専門医への紹介が検討されます。

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