子どもの寝付きが良くなくて困っている。昼間はウトウトしているのに夜になると元気になってしまい、困ってしまう。何か対策はある?そんな質問に、今回は親子ヨガ講師のオカエリさんからお話を伺いました。

子どもの体温リズムを整えて、ぐっすり眠れる毎日を
「夜になってもなかなか寝つかない」「昼間眠たそうにしている」
そんなお子さんの様子に、心当たりはありませんか?
実はそれ、『体温リズム』が関係しているかもしれません。
子どもの体温は大人よりも高めで、1日の中でリズム(=日内変動)があります。朝は低く、昼にかけて上がり、夜になると自然に下がっていく。この『体温が下がる』タイミングで、眠りのスイッチが入ります。つまり、日中にしっかり体温を上げておくことが、夜の快眠につながるのです。
おすすめの過ごし方
日中の過ごし方でおすすめなのが、朝日を浴びて体を動かすこと。朝の光を浴びると、体内時計がリセットされ、体温のリズムも整いやすくなります。朝ごはんのあとにベランダに出て深呼吸したり、通園前に少し散歩したりするだけでも十分です。
また、日中の外遊びや親子ヨガなどで体をしっかり動かすことで、体温を高めるスイッチが入ります。親子でヨガのポーズをまねっこしながら「できたね!」と笑い合う時間は、運動だけでなく心の安定にもつながります。
一方で、夕方以降は体温をゆるやかに下げていくことがポイント。お風呂は寝る1〜2時間前に入るのがおすすめです。お風呂で一時的に上がった体温が、自然に下がっていくときに眠気が訪れやすくなります。
寝る前は激しい遊びを避け、部屋の照明を少し落として静かな時間をつくりましょう。絵本の時間や、親子で深呼吸をする『おやすみヨガ』も効果的です。
また、保護者が注意したいのは、体温の『サイン』。
・いつもより手足が冷たい
・日中もぼんやりして元気がない
・汗をかかなくなった
などは、体温リズムが乱れているサインかもしれません。
発熱や体調不良が続くときは、無理をせず受診を。生活の中で整えられる部分と、専門家に相談すべき部分を分けて考えることが大切です。
子どもの体は、毎日の小さなリズムの積み重ねで育っていきます。
朝日を浴び、体を動かし、夜は静かに整える。そんなシンプルな流れが、子どもの『眠る力』や『元気な一日』を支えています。
ママやパパができることは、完璧なリズムを作ることではなく、「今日もよく遊んだね」「気持ちよく寝られたね」と寄り添うこと。その繰り返しが、親子の安心と笑顔を育てていきます。
参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「体温と健康」、日本小児科医会「子どもの睡眠と生活リズム」
※記事の最終調整にAIを使用しています。
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