子どもの集中力が続かない!どうすればいい?もしかしてADHDの可能性もある・・・!?そんな悩みについて医療法人社団燈心会ライトメンタルクリニック理事長の清水聖童先生にお伺いしました。

子どもの集中力が続かないときの対応法とポイント
お子さんの「集中力が続かない」という悩みは、多くの保護者の方が抱える共通のテーマです。「勉強を始めてもすぐに飽きてしまう」「気が散りやすい」と感じる場面も多いのではないでしょうか。児童精神科医としての立場から、集中力が続かない原因と、日常生活の中で実践できる対応策をご紹介します。
集中力が続かないのは性格?それとも発達の問題?
集中力には、年齢・性格・発達段階などさまざまな要素が関わります。幼児や小学校低学年では「集中が続かない」のは自然なことです。しかし、年齢が上がっても極端に飽きっぽい、衝動的、活動が制御できない場合、「注意がそれやすい特性」などの影響が考えられます。このような場合、医学的には生まれつきの「脳機能の偏りがある」ことを意味する、「注意欠如・多動症(ADHD)」と診断されることがあります。
ポイントは、「どのくらい集中できているか」と「家庭や学校でどの程度困っているか」を観察することです。