子どもの集中力を継続させたい!心身の「ノイズ」を取り除くことが大切です。

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子どもの集中力が続かない!どうしたらいい?できることはある?そんな悩みについて、薬剤師として多くの患者さんと向き合ってきた経験もあるVenusmile代表の武田三千代さんにお話を伺いました。

子どもが集中して勉強やスポーツ・習い事などに取り組んで欲しいと思うのは誰もが思う親心。
では私たちが子どもたちにしてあげられることにはどんなことがあるのか、今回は、「集中できる環境を整える」「集中力を継続させるために体を整える」という視点からアドバイスさせていただきます。

集中できる環境を整える

集中できる環境を考える時、反対にどんな時に集中できないかを考えるのがわかりやすいかもしれません。
人にもよりますが、まずは騒音だったり、部屋が散らかっていたり、部屋が暑すぎたり寒すぎたり、明るさや湿度ということが思いつくと思います。そしてそれは「心身のノイズ(=雑音)」として集中力を妨げてしまうと考えられます。ですから私たちがやることはその「ノイズ」をできる限り取り除き、子どもたちに「安心安全な場」を提供してあげることです。

特にヒトが受け取る情報のうち視覚からの情報が80%以上を占めることを考えると、部屋が散らかっている状態というのは、思っている以上に「視覚的ノイズ」として子どもたちの心身に影響を及ぼしていると思われます。部屋の片づけはすぐに取りかかれると思いますのでまずここからトライしてみてはいかがでしょうか。近くに気を散らしてしまうもの、たとえばゲーム・スマホなどをできるだけ遠ざけることも大切です。

そして騒音はノイズそのもの。これは単なる物音やテレビ・ゲームの音だけでなく、あなたやご家族が発する言葉の内容も時としてノイズとして影響することも忘れずに。子どもにかける言葉、家族同士で話す言葉がどうか子どもにとってノイズ(雑音)ではなく癒しの音になるようにしてあげたいものです。

そして特に大切なのは「心のノイズ」に耳を傾けてあげること。
集中できない理由がそこにあるかもしれません。やることに対して不安があるのか、それ以外の心配事あるのか、他にやりたいことがあるのか、単につまらないからやりたくないのか、じゃあ今何をしたいのか・・・部屋がキレイで快適でも、騒音に気を配っても集中力が続かないお子さんなども案外それを口にしただけで安心して、再び作業を継続するかもしれません。

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