子どもの姿勢が悪くて気になるママへ。何歳から体幹を意識する?専門家が大切にする姿勢作りのポイントお教えします

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何歳から体幹を意識すればいいの?

難しい問いですが、実は発育発達の観点からいえば、生まれた瞬間から人間は体幹を使う準備を始めていると考えられます。

赤ちゃんは「泣く」「手足をバタバタさせる」「寝返りをうつ」「はいはいをする」「つかまり立ちをする」など、成長のステップを自然に踏みながら、遺伝子に組み込まれたプログラム通りに体幹の働きを学び、その結果、大きな筋肉が未発達にも関わらず、手足と体幹を連動させ立ち上がり、歩きはじめることができるのです。本来人間は体幹を『鍛える』のではなく、生まれながらに『使えるようになる力を持っている』ということなのです。

体幹といっても、広い意味では胸郭(肩甲骨や肋骨まわり)、脊柱、腹部周辺、骨盤およびその周辺を含めた広範囲のことであり、より専門的になりますが狭義でいえば、横隔膜(肺の下)、多裂筋(背骨を支える筋肉)、腹横筋(腹部深層・コルセット状)、骨盤底筋群(骨盤最低部・ハンモック状)という4つの筋が重要です。これらが協調して働くことで、大きな筋肉の力みに頼らず姿勢が整い、スムーズに身体が動くというベースができあがっていきます。

とはいえ、環境の影響はとても大きく、座りっぱなしや偏った動きが続くことで、本来学ぶはずの動きが抜けてしまうことが実際に起こります、3歳前後でもすでに姿勢が崩れてしまっているケースを見ることがありましたが、その場合は身体の使い方を改めて学び直す『再学習』が必要になるのです。

ゴールデンエイジに多様な動きをしてみましょう

子どもの身体の発達において、とても重要な時期が「ゴールデンエイジ」と呼ばれる5〜10歳頃です。この期間は神経系が急速に発達し、多様な動きを経験することで運動能力が大きく伸びていくため、特定のスポーツばかりに偏らず、たくさんの遊びと経験を通して『上手な身体の使い方』を獲得していくことが、とても大切なのです。

まとめると「体幹は人生の最初から育ちはじめ、日常の動きの中で自然に発達していくもの」「だからこそ、子どもが元気に動き回ることが、最高の体幹トレーニング」ということ、そして「もし気になることがあるなら、座り方や動く量を少し変えるだけで身体はぐんぐん良くなる」ということを覚えておいてください。
そして、もし分からないことや、正しい子どもの姿勢判断や取り入れたほうが良い運動を知りたい場合は医師や専門家に聞いてみてください。

家族ができる最高のサポートは「動ける環境」をつくること

姿勢や体幹の悩みは、子どもも両親も頑張りすぎなくて大丈夫、気付いた今から少しずつ変えていけば、身体は必ず応えてくれます。

●座骨が椅子に当たる座り方を一緒に探す
●外遊びや公園でのチャレンジを増やす
●「できた!」をいっぱい褒める

たったこれだけでも、子どもは姿勢が変わり、自信が芽生え、身体を使うことが大好きになります。
子どもの元気な未来は、今日の遊びからつくられます。
あなたの「一緒にやってみよう!」の言葉が良い姿勢づくりの第一歩、体幹ケアの第一歩となります。ぜひチャレンジしてみてください。

※記事作成にあたり、適宜生成AIを使用しています。

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