
「可愛いな」と思う気持ちが子どもの不快感になるって本当?
小さな子どもは、可愛らしくて目で追ってしまうことは、誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。この「可愛いな」という眼差しが、時には不快感を与えることもあり、また、性被害につながるような可能性も秘めています。我が子が好奇な目に晒されるかもしれないことを考えると、服を脱ぐような公共の場に連れて行く際には、警戒心を持っていた方が良いでしょう。幼児さんであれば、可愛さゆえに居合わせた人が悪意なく触ってしまうことがあるかもしれません。それが犯罪的な行為でなくても、子どもの断片的な記憶として思い出され、不快感や違和感が後付けされることもあります。
トイレについて。海外では、公共のトイレに子どもを一人で行かせることは、親として『やってはいけないこと』という認識です。
目が届くところにトイレがあっても、中に誰がいるのかわかりません。同性の子どもであれば、トイレの中まで一緒に行き、閉まっている個室がないか確認してください。防犯意識を子どもに伝える機会になります。小学生のうちは、トイレに誰もいなくて個室が一つだけ閉まっていたら親を呼ぶように約束してもいいと思います。異性の子どもであれば、多目的トイレを使わせるのもいいと思います。中に誰もいないことを確認して、子どもをにトイレに行かせる…という感じです。
また、男子トイレ内に、おむつ替え用のベットが設置されるようになってきています。女の子を男子トイレでおむつ替えする際も、お子さんのために、見えないように配慮するなどの対応をお願いしたいです。
性教育、防犯教育の大切さ
性教育、防犯教育は小さい頃から意識しましょう。
小さい子どもは、親の振る舞いを通して学びます。「怖い人がいたら・・・」など脅すように、言葉で教えるのではなく、普段の生活の中で親が実践してください。
小学校低学年くらいまでは、自分で自分を守ることは難しいです。『親が守る』認識でいてください。小学校高学年になると、世の中のことがわかってきて、犯罪のことも理解ができるようになってきます。自分で自分の身を守る方法がわかっていると、反射的に反応ができるでしょう。しかし、その時に限って体が動かないという反応もあります。後から振り返って「自分は被害に遭っているのではないか?」と気づくこともあります。そのような時は、悔しさや怖さ、恥ずかしさに圧倒されて誰にも言えなくなることもあります。対話で理解ができる年齢になったら「いざという時に反応できない時もある。怖い思いをした時は教えてね」というところまで伝えていいと思います。
日頃から性教育、防犯教育がなされていないと、親の知らないところで子どもが怖い思いをしていることもあります。それは、とても孤独で不安で恐怖です。今まであまり触れてこなかった家庭でも、お子さんのために、意識しておこないたいですね。
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