「親子関係を良好に築き、子どもが幸せになれる恋愛の秘訣」

子どもの恋愛関係、どこまで口を出して良いものなの?そんな悩みについて、今回は一般社団法人 SelfLove Academy 代表理事の恋愛カウンセラー朝日奈花さんにお答えいただきました。
子どもの恋愛について
日々、大人の女性の恋愛相談をしているなかで、恋愛や結婚がうまくいかない人の原因として、ご両親の影響が多く挙げられます。ご両親が子どもの恋愛にどこまで口出しをして良いか?今回は、親子関係を良好に構築し、子どもが幸せになれる恋愛の秘訣をお教えしますので、参考にしてみてくださいね。
1つの事例として、現在30代のA子さんのケースをご紹介します。
高校生の時にお付き合いしていた彼と、ご両親同士の仲が悪いために、「あの家の子とは付き合わせない」とご両親に言われ、その日に彼とお別れさせられた彼女。
その後、別の男性と結婚した彼女は、元彼と再会し、ふたたび恋に堕ちて、不倫関係になり、戸惑って私の恋愛相談を受けられました。本人たちの意思でお別れしたわけではないために、不倫という許されない関係であっても、恋愛関係に発展しました。
ご両親にお別れさせられた彼女は、この結婚で良かったのかと思って苦しくなると言って、それから数年悩み続けました。数年後、ご主人との子を宿すために、彼女は、彼との不倫関係を解消しました。ご主人の良さに気付くことができ、現在は、家庭円満に暮らされています。
感情論で進めるとしこりになることも

恋愛相談の専門家として、ここで大事なポイントは、ご両親の人間関係の延長線上で、お別れさせられたという事実です。幸せを感じるために必要なことは、「自分で決めた」という「自己決定感」があるかないかです。
高校生時代に、ご両親の主観からなる「幸せのものさし」を押し付けられたこと。それは、子どもだった彼女の「幸せのものさし」とは異なっていたために、自分で自分の人生を決められなかったという「無価値観」や「無力感」に繋がっています。
彼女は、自分で決められなかった自分を責め続けていました。だからこそ、自分で決められなかった人生を彼女は生き直しました。おかげで、最後は、自分で決めて、ご両親との関係性も壊すことなく、すべてが円満に解決することができました。
「個」を尊重しあう
実は、彼女のように、若い頃に、自身が納得いかない理由で彼との結婚をご両親に反対された、婚約破棄させられた、という事例はとても多いのです。自分で決めた結末ではないために、その後の人生において、何十年とずっと引きずって、結果として、アラフィフになっても結婚できないまま恋愛相談を受けられる女性たちも多いのです。
この場合、反対したご両親に対して、何十年とわだかまりの感情を抱いているケースが多いです。親の価値観を押し付けられて、「自分で決めさせてもらえなかった」という理由からです。
親子関係を良好に築き、子どもの幸せを考えるならば、ご両親と子どもの「幸せのものさし」は別であることを理解して、子どもの恋愛に対する「幸せ」の価値観を最大限に尊重して、「自分で決めた」という「自己決定感」を大事にしてあげてほしいと思います。
特に、大学生から結婚適齢期に、恋愛の話ができるように、それまでの親子関係でコミュニケーションを良好に築いておくことをおすすめします。
恋愛はご両親との関係の再現です。子どもにとって、ご両親がありのままを受け入れてもらえる安心・安全な場所であれば、自然と幸せな恋愛ができるようになります。もう一つ大事なことは、子どもの恋愛の見本となるのは、ご両親の夫婦関係です。ご両親の夫婦関係も円満であることが、子どもが幸せな恋愛ができる秘訣なのです。ぜひ、参考にしてみてくださいね。