子どもは大人より7度暑い環境にいる?熱中症についてクリニック理事長林裕章先生にお伺いしました

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救急車を呼ぶべき症状

次のいずれかがあれば、ためらわず119番してください。
◎呼びかけに反応しない
◎けいれんしている
◎まっすぐ歩けない
◎自力で水分が飲めない、飲んでもすぐ吐く
◎ぐったりして改善しない
救急車を待つ間も体を冷やし続けることが命を守ります。

病院に行くなら小児科でいい?迷ったら#7119へ

軽症で意識がはっきりし、水分も取れて休ませると改善してくる場合は、かかりつけの小児科に相談で問題ありません。
判断に迷った時は、救急安心センター事業「#7119」や、夜間・休日に小児科医や看護師に相談できる小児救急電話相談「#8000」を活用してください。

日常でできる熱中症対策

(1)暑さを「知る」
外出前に環境省「熱中症予防情報サイト」で暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラートを確認しましょう。WBGT31以上は子どもの運動は中止が原則です。
(2)暑さを「避ける」
真夏の日中(特に11~15時)は短時間でも危険。先ほどの「子どもは大人より7℃暑い世界にいる」を思い出して、できるだけ日陰を選ぶ「日陰ファースト」で移動を。帽子も忘れずに。
(3)水分は「のどが渇く前」に
普段は水や麦茶で十分です。たくさん汗をかいた時や食欲が落ちている時に、経口補水液(OSー1など)やイオン飲料を活用します。経口補水液は塩分が高めに作られているので、水代わりにダラダラ飲ませる必要はありません。必要な場面で使うものと覚えておきましょう。
(4)室内でも油断しない
東京都のデータでは、熱中症発生場所の4割以上が住宅などの居住場所でした。エアコンを我慢せず、温湿度計で実際の室温・湿度を確認します。設定温度より、子どもが汗だくになっていないか、夜眠れているかを見るほうが実用的です。

絶対にやってはいけないこと

車内置き去り
「寝てるからちょっとだけ」は、短時間でも命に関わります。JAFの実証テストでは、エアコン停止からわずか15分で車内のWBGTが「危険」レベルに到達しました。乳幼児は体温調節機能が未熟で、命を落とすことがあります。
子どもが鍵をいじって閉じ込められる事故も毎年起きています。「車内に子どもを一人にしない」を徹底してください。

最後に:熱中症は「気合い」では防げません

子どもの熱中症は、本人の我慢や根性の問題ではなく、周りの大人が環境を整え、早めに休ませ、早めに水分を取らせることで防げる病気です。
「ちょっと様子が変だな」と思ったら、まずは涼しい場所へ。意識がはっきりしない、けいれんがある、水分が飲めない、ぐったりして改善しない時は、ためらわず119番または#7119へ連絡しましょう。早めの一歩が、お子さんの命を守ります。

参考資料・出典
環境省「熱中症予防情報サイト」「熱中症環境保健マニュアル2022」
こども家庭庁「みんなで見守り『こどもの熱中症』を防ぎましょう!」
国立成育医療研究センター「熱中症(熱射病)」
日本小児科学会「こどもの救急(ONLINE-QQ)」
サントリー食品インターナショナル/ウェザーマップ「こども気温」検証実験
JAF「真夏の車内温度」ユーザーテスト
総務省消防庁「救急安心センター事業(#7119)」「小児救急電話相談(#8000)」

※本記事の作成・推敲にあたり、文章構成案および表現整理の補助として生成AIを使用しました。医学的内容については医師が確認し、必要に応じて公的機関・専門学会等の情報を参照しています。

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