前回の話
娘のリコちゃんと車でお出かけした際、突然「リコのこのお椅子まだある?お友達が乗りたいって」」と聞かれたママ、新たなお友達だと思ったママは「保育園のお友達かな?」とたずねると「うん・・保育園にいる」とリコちゃんが答えました。「じゃあ、今度お友達のお家の人に、お椅子借りられるか聞いてみよっか?」ママがリコちゃんにそう言うと、すかさず「お椅子持ってる?」とリコちゃんの声が!「・・リコ?どうしたの・・?」驚いたママが後部座席に目をやると、自分の隣に目線を向け、何やらブツブツと話しているリコちゃんの姿を見て、ママは思わず息を呑みました。
子どもには視える[4-2]え!?い、いたの?
「り・・リコ?誰とお話ししてるの?」動揺しながらママがたずねると「保育園の子だよ」とリコちゃんが答えました。
「そそそそっか~!!お椅子なさそうだから、また今度ねって言おうか~!!」ママが慌ててそう言うと、「お椅子があったら乗れるよ。だからまた今度ね」リコちゃんはやっぱり隣に目線を送ってそう言いました。「じゃ、じゃあ出発するね~!!」あまりに驚きすぎて震える手でエンジンボタンを押したママ。
そして、「リコ・・お友達大丈夫だった・・?」ママが恐る恐るたずねると「うんっ!今度お椅子持ってきたらって言ったら『わかった』だって!」と笑顔で答えるリコちゃん。「そっか~、じゃあまた今度だね~!!」平静を装ってそう答えたママですが、内心は「え??いた??子どもいた??」と心臓がバクバクでした。
お友達も一緒に乗りたいから、とジュニアシートがもう1つあるかとたずねたリコちゃん、保育園のお友達と言うけれど、リコちゃんの目線はいつも隣の同じ場所へ・・。恐る恐るママが「リコ?誰と話してるの?」と聞くと「保育園の子だよ」と答えるリコちゃんに、怖くてそれ以上聞けず「そっか~!お椅子なさそうだから、また今度ねって言おうか~!」ママがそう言うと、すぐに「お椅子があったら乗れるよ。だからまた今度ね」と隣に向って言いました。その後、震える手でエンジンボタンを押し、なんとか出発したママが「お友達大丈夫だった?」とたずねると「『わかった』だって!」と即答するリコちゃん。「そっか~、じゃあまた今度だね!」平静を装うママは、内心「え?いた?子どもいた?」と心臓がドキドキするのを抑えきれませんでした。
ど、どどどうして保育園のお友達が車の中に?驚きながらもリコちゃんの世界に土足で踏み込まないママさん、私も見習わなくては!
ママ広場マンガ「子どもには視える」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。