
ワクチン接種の確認を
百日咳は、ワクチンで予防できる感染症の一つです。現在、日本では2024年4月以降、定期接種として5種混合ワクチンが使われています。5種混合ワクチンは、百日咳、ジフテリア、破傷風、ポリオ、Hib感染症を予防するワクチンです。
標準的なスケジュールでは、生後2か月から接種を開始し、初回接種3回、追加接種1回の合計4回を接種します。厚生労働省は、百日咳の罹患リスクをワクチン接種により80〜85%程度減らすことができると報告しています。
「忙しくて接種時期を逃してしまったかも」と不安な場合は、母子健康手帳を確認し、かかりつけ医や自治体の予防接種担当窓口に相談しましょう。自己判断で「もう遅いからいい」と決めず、今からできる接種があるか確認することが大切です。
こんな時は受診を
咳が数日で軽くなる一般的なかぜと違い、百日咳では咳が長く続くことがあります。次のような場合は、早めに小児科や医療機関へ相談してください。
咳が1〜2週間以上続く、夜に咳き込んで眠れない、咳き込みすぎて吐いてしまう、息苦しそう、顔色が悪い、周囲で百日咳が出ている、赤ちゃんの哺乳が悪い、ぐったりしている、といった場合は受診の目安になります。
百日咳の治療では、抗菌薬による治療が検討されることがあります。厚生労働省は、生後6か月以上では抗菌薬による治療が検討され、咳が激しい場合には咳止めなどの対症療法が行われることがあると説明しています。薬の種類や必要性は、年齢、症状、周囲の流行状況、検査結果などをふまえて医師が判断します。家に残っている抗菌薬を自己判断で飲ませることは避けましょう。
登園・登校はいつから?
百日咳と診断された場合、登園・登校の再開時期にも注意が必要です。日本小児科学会は、百日咳では「特有な咳が消失するまで、または5日間の適正な抗菌薬による治療が終了するまでは出席停止」としています。園や学校によって確認方法が異なる場合もあるため、医師の指示と園・学校のルールを確認しましょう。
春も「長引く咳」に注意を
百日咳は、冬だけでなく春にも注意したい感染症です。新学期や新生活で人との接触が増える時期は、咳が長引く人が周囲にいないか、家庭内で感染対策ができているかを見直すよいタイミングです。
大切なのは、日ごろから手洗い、咳エチケット、ワクチン接種の確認をしておくこと。そして、咳が長引く時や、赤ちゃんの様子がいつもと違う時は、早めに医療機関に相談することです。
「たかが咳」と思わず、家族みんなで小さなお子さんを守っていきましょう。
※草案作成・校閲の⼀部に⽣成AIを使⽤しています。
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