真っ白い歯に憧れるのは大人も子どもも変わらない・・・でも、歯のホワイトニングって子どもでもできるのかな?そもそもホワイトニングってどんなもの?そんな疑問に、医療法人社団みずた歯科医院理事長 楊 義弘先生にお答えいただきました。
歯のホワイトニングってどういうもの?
ホワイトニングとは主に過酸化水素、過酸化尿素を用いて歯の漂白を行う事をいい、主に2つの方法があります。
[1]オフィスホワイトニング
歯科医院で行うホワイトニングで、家で行うホームホワイトニングより高濃度の薬剤を用います。メリットとして歯科医師の管理のもと、確実なホワイトニングができること、少ない回数、短時間で効果を実感できることが多い、自分でしないで済むのでラクである、歯がしみた場合はすぐに対応してもらえるといったことがあります。
デメリットとして、チェアタイムが長い、ホームホワイトニングよりも歯がしみやすいといったことがあります。
[2]ホームホワイトニング
家で行うホワイトニングで低濃度の薬剤でゆっくり白くします。
メリットとして歯医者に通う回数を減らせる、好きな時間にできる、オフィスホワイトニングに比べて歯がしみにくいといったことがあります。
デメリットとして、効果が出るまで時間がかかる(継続して使用する必要がある)自分で管理しないといけない、痛みなどが出てもその場で見てもらえないといったことがあります。
ホワイトニングのルーツは歯周病菌を過酸化尿素で除菌するという歯周病の治療法であるとされています。ホワイトニングの薬剤には漂白作用とともに殺菌作用もあり、虫歯菌や歯周病菌のリスクの軽減にも役立っているので、歯が白くなるというだけではない効果も期待できます。
ホワイトニングが難しい歯や、できない人もいるの?
ホワイトニングが困難なケースについてです。
(1)エナメル質、象牙質の形成不全の場合は痛みの原因になったり、白く目立ってしまう場合があります。
(2)深い亀裂や虫歯の穴の空いた歯も同様に痛みの原因になります。
(3)被せ物や詰め物が入っている歯には効果はありません。
(4)金属により変色が起きている歯にも効果はありません。
(5)加齢変化などでエナメル質が薄くなっている部分には効果が出にくいです。
次にホワイトニングができない人についてです。
(1)重度の知覚過敏の方
(2)無カタラーゼ症の方(体内で過酸化水素が分解できない)
(3)妊娠中や授乳中の方
(4)光線過敏症の方(光照射を必要としないホームホワイトニングは可能)
子どもは何歳くらいから?
子どもの歯のホワイトニングの場合、まだ歯根が完成されていない段階ではホワイトニング剤が歯根の成長に影響してしまう可能性があります。
なので歯根が完成してくる15歳頃になってからX線検査を受け、歯根の完成を歯科医師に確認してもらった上でホワイトニングを受けることをおすすめします。
実際ホワイトニングをしなくても歯科医院での歯のクリーニングにより普段の歯磨きで取りきれない汚れや着色を落とすことで綺麗な歯になるので、是非歯科医院に健診に行くと良いでしょう。
また市販されている歯磨き粉にもホワイトニング成分が入っているものもありますので試してみるとよいでしょう。