歯磨きの習慣をつけるには?歯磨きが好きになるポイントや気をつけることについてヨコデンタルクリニック院長の横引先生に伺いました。

子どもが小さい頃から歯磨きの習慣を付けたい!歯磨きを積極的に行ってもらうために気を付けることは?
そんな質問に、ヨコデンタルクリニック院長の横引 良評先生からお答えいただきました。

子どもに歯磨きを好きになってもらえるためのポイント

まだ歯磨きに慣れていないお子さんの場合は、無理やり歯磨きをするのではなく、楽しく感じられるようにする工夫が必要。
ここでは、お子さんに歯磨きを好きになってもらうポイントを「歯ブラシ」「歯磨き粉」「タイミング」の3つにわけて紹介します。
●歯ブラシ選びのポイント:柄と素材
子ども用歯ブラシは、大人用よりもヘッドが小さく、お子さんの口のサイズに合うようになっていますので、子ども用のサイズを使いましょう。初めて歯磨きを行う際は、シリコン素材がおすすめです。
また、お子さんが好きなキャラクターの絵が描いてある歯ブラシやコップを自分で選ばせてあげると、歯磨きの時間が待ち遠しくなるでしょう。
●歯磨き粉選びのポイント:味と泡立ち
子ども用歯磨き粉には、バナナやぶどう味などの甘めなフレーバーが使用されています。色々な歯磨き粉が市販されていますので、お子さんが気に入る歯磨き粉を探してみるといいですね。
まだ歯磨きに慣れていないお子さんには、口の中の違和感を減らすために、泡立ちが少ない歯磨き粉がおすすめです。
●歯磨きのポイント:タイミングとご褒美
眠くなると機嫌が悪くなってしまうお子さんは多いため、ご飯を食べた後や遊んだ後などのタイミングに歯磨きをすると良いです。
また、歯磨きが上手にできたら、シールをあげたり、よく褒めてあげたりすると、お子さんの気持ちが前向きになり、歯磨きを好きになってもらえますよ。

大人が気を付けること

お子さんが歯磨きを苦手にならないために、乳歯が生え始める1~2歳から歯磨きを始めましょう。
まずは、ガーゼを指に巻いて歯を磨きます。お子さんによっては噛んでしまう場合があるため、噛まれないように指サックなどを使っても良いです。
お子さんが歯磨きを嫌がる場合には、ついイライラして怒りたくなってしまう時もあると思いますが、慣れるまでは少しの辛抱が必要になります。
歯磨きが上手にできたときに褒めてあげると、歯磨きに対するイメージが変わるはずですので、なるべく優しい声かけを心がけていただきたいです。

まとめ

お子さんに歯磨きを好きになってもらえるよう、好みに合う歯ブラシや歯磨き粉を見つけ、機嫌の良い時間に歯磨きをしてみてくださいね。
歯科医院では、お子さんの歯磨きについての指導も行いますので、困りごとがある際にはお近くの歯科医院に相談してみてください。

[執筆者]

横引 良評(ヨコビキ リョウヘイ)先生
ヨコデンタルクリニック院長
歯科医師・社会福祉士・介護支援専門員

1988年生まれ、広島県出身。
2023年に千葉県佐倉市ユーカリが丘・四街道地区にヨコデンタルクリニックを開院。
保険治療からホワイトニング・マウスピース矯正・ワイヤー矯正・審美歯科・インプラント・義歯(入れ歯)・摂食嚥下リハビリテーションなど幅広い治療を提供している。
趣味は、サッカー・フットサル・ラーメン屋めぐり・温泉めぐりなど。

ヨコデンタルクリニック
https://yoko-dental.jp/

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