冬になると子どもが絶えず手足を掻いているのが気になる・・・ほっぺがカサカサになって見ているコチラが辛い!どうにかしたいけれど、どんな対策をすればいい?そんな悩みについて、化粧品メーカー研究員の目線からお答えします。

冬になると、子どものほっぺが赤くカサカサしているのが気になったり、腕や足をボリボリ搔いているのが気になったり・・・
「子どもの乾燥肌、どうケアすればいいの?」
と悩んでいる方も多いと思います。
デリケートな子どもの肌をどう守っていけばいいのでしょうか?
子どもの肌が冬に乾燥する3つの理由
大人でも冬場は肌の乾燥を感じますよね。
でも、子どもの肌は大人より乾燥しやすくデリケートであるといえるのです。
まずはその理由から見ていきましょう
1)子どもの皮脂は大人の皮脂の1/3~1/2程度しかないってホント?
私たちの肌を守っている、天然の保湿クリームとも呼ばれる皮脂。
皮脂の分泌量は、年齢によって大きく異なります。
子どもの場合、
●新生児:出生後しばらくは母体ホルモンの影響で皮脂量は多め
●生後3~6カ月:皮脂量が急減
●幼児~小学生:大人の1/3~1/2程度
と考えられています。
そして、思春期が始まると、皮脂量が急増することは、皆さんにも経験としてあるのではないでしょうか。
2)子どもは角層のバリア機能が未熟
肌の最外層である角層はとても薄く、大人であっても0.2mm程度とラップ1枚分の厚さしかありませんが、新生児ではその半分ぐらいしかないといわれており、うるおいを保持する機能が弱く、トラブルも起こしやすい状態です。
そのため、ほっぺの赤み・カサカサ・かゆみなどが起こりやすいのです。
3)子どもは汗っかき
子どもは体温調整が未熟のため、大人よりも体温が上がりやすい傾向があります。
また、大人も子どもも汗腺そのものの数は変わらないため、子どもの肌は汗腺の密度が高いといえます。
そのため、子どもは大人より多くの汗をかくのです。
冬でも暖房が効いている屋内や、運動したりして汗をかき、そのままにしておくとすぐに乾燥してしまうため、発汗と肌の乾燥を繰り返しがちに。
「汗→乾燥→かゆみ→掻く→炎症」というループに入ってしまうのです。
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