子どもが下痢になった時は?家庭でのケアと食事のポイントについて小児外科専門医竹内先生にお伺いしました

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子どもが下痢になってしまって大変!ずっと苦しそうだけど、気を付けた方がいいことはある?お医者さんに行くタイミングは?どんな食事を用意すればいい?そんな悩みについて、たけうちファミリークリニック院長の竹内雄毅先生にお伺いしました。

はじめに

お子さんが突然下痢をすると、保護者の方は「何か悪い病気だろうか」「食事はどうしたらいいの?」と、とても心配になりますよね。特に小さなお子さんは、自分の症状をうまく言葉で伝えられないため、なおさら不安が募るものです。
この記事では、小児外科専門医の視点から、お子さんが下痢をした際の家庭での対応、特に「病院を受診する目安」と「食事のポイント」について、分かりやすく解説します。

子どもの下痢、病院へ行くべき?受診の目安

子どもの下痢は、多くの場合、ウイルス感染による胃腸炎が原因であり、数日で自然に良くなることがほとんどです。しかし、中には注意が必要なケースもあります。以下の症状が見られる場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

すぐに受診が必要な「危険なサイン」

○ぐったりして元気がない
呼びかけへの反応が鈍い、遊ばないなど、普段と比べて明らかに元気がない状態は注意が必要です。
○水分が摂れない・嘔吐を繰り返す
水分を口にしてもすぐに吐いてしまう、あるいは全く水分を受け付けない場合は、脱水症のリスクが非常に高まります。
○おしっこの回数や量が少ない
半日以上おしっこが出ていない、おむつが濡れないといった場合は、脱水が進んでいることを示しています。
○泣いても涙が出ない、口の中が乾いている
体内の水分が不足していることを示すサインですので、見逃さないようにしましょう。
○血が混じった便(血便)が出る
いちごジャムのような便や、黒っぽい便が出た場合は、細菌性腸炎や腸重積症など、重大な病気の可能性があります。
○白っぽい便が出る
ロタウイルス感染症や胆道系の病気の可能性があるため、医師の診察を受けましょう。
○激しい腹痛を伴う
泣き叫ぶ、顔色が悪くなるほどの強い腹痛がある場合は、腸重積症などが疑われます。

様子を見ても良い場合

上記のようなサインがなく、お子さんの機嫌が良く、比較的元気がある状態であれば、まずは家庭での対応を試みることができます。
また、水分を十分に摂れており、食欲が普段通り、または少し落ちている程度であれば、経過観察で問題ありません。自然に回復することが期待できます。
ただし、症状が長引く場合(1週間以上)や、少しでも気になることがあれば、かかりつけの小児科医に相談しましょう。

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