[9]ママ友全員に嫌われた私|いらないものを貰って安く譲ることの何が悪い!?ビンボー呼ばわりされて怒り心頭

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前回のお話

ルミ子さんは、夫と2人の子どもと暮らす主婦。夢のマイホーム購入に向けて、塵も積もれば山となる精神で節約に奮闘する日々を送っていました。そんなある日、ママ友からおさがりでブランド物の子ども服をもらいます。「おさがりってリサイクルになるし、お金は浮くしでメリットだらけじゃん!」そのことに気付いたルミ子さんは、保育園でママ友に声をかけて子ども服のおさがりを集め始めました。集めたおさがりはブランドや程度ごとに分けて、状態が良いブランド物はフリマアプリに出品すると想像以上の売り上げに。でも、送料や手数料がかかるのがもったいない・・・そう思ったルミ子さんはさらなる節約術として、他のママさんから集めたおさがりを別のママさんに売ることを思いつきました。来る日も来る日も売りさばき、もらったおさがりはすっかり完売。しかし、もっとお金を稼ぎたいルミ子さんは、新たなおさがりを調達するために保育園へ向かいます。ターゲットを発見するたび、「着ない体操服があったらもらえない?」と声をかけるルミ子さん。しかし、「もう約束しちゃって」「今は持ってない」「兄弟が使ってる」とことごとく断られてしまいます。結局その日は収穫なし。欲しかったのにな~と心の中でため息をついていると、そらくんが急に「うちってお金がないの?」と聞いてきました。

1話目から読む

将来のためにお金を貯めていただけなのに「ビンボー」呼ばわり!?

送料や手数料を節約するために、フリマアプリよりも、保育園のママさん相手に、人からもらったおさがりを売るようになった私。おさがりの在庫がなくなったので調達しに保育園に向かいますが、ことごとく断られてしまいます。結局その日は収穫なし。心の中でため息をついていると、そらが急に「うちってお金がないの?」と聞いてきました。

思いがけない言葉に、私は「えっ」と驚きます。するとそらは悲しそうな顔で「みんなが『そらんちはビンボー』だって・・・」と言いました。

「えっ!誰に言われたの!?」と聞くと、そらは今にも泣き出しそうな顔で「みんなだよ・・・お金がないからママはみんなにお洋服もらっているんでしょ?」とつぶやきました。確かにおさがりはもらっていたけど、それはマイホームの購入資金を貯めるためであって、決して生活が苦しいわけじゃない・・・将来のために頑張っていただけなのに。

私はそらの肩をガシッと掴み「違うよ!お金がないんじゃないよ、お金を貯めているんだよ!」と言います。嫌な思いをしたのか、そらは涙をポロポロとこぼしながら「でも・・・ゆうくんも、たかくんも、じゅんくんも・・・みんなママにお金をあげたって!」とつぶやきました。

「違うよ~!体操服を買ってもらったから・・・ただでお金をもらったんじゃないよ!」私は声をあげて泣くそらをぎゅっと抱き寄せ、背中をポンポンと叩きながらなだめます。そして「なんて失礼なの!みんなのいらないものをもらったり安く売っただけなのに!」と心の中で怒りを募らせました。

「明日、ママがみんなに伝えるから!そんなひどいことを言うなんて許せない!」私はいらないものをもらって人に安く譲っただけ・・・将来のためにお金を貯めて、少しでも家族の役に立とうとしただけなのに、それの何が悪いの?しかも子どもに伝えるなんて許せない。怒りと悔しさが込み上げました。

保育園で「そらんちはビンボー」と言われたことを泣きながら告白するそらくん。確かにおさがりはもらっていたけど、それはマイホームの購入資金を貯めるためであって、生活が苦しいわけではありません。ルミ子さんは「みんなのいらないものをもらって安く譲っただけなのに、それをビンボー呼ばわりするなんて許せない!」心の中で怒りを募らせます。そして「明日、ママがちゃんとみんなに伝えるから」と言うと、そらくんをぎゅっと抱きしめました。子どもも巻き込んでしまったルミ子さん。しかし、自分の行動が原因とは思っていないようです。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

最新のコメント
  • るる より

    そろそろ気付こうか。
    子供は良くも悪くも正直だからね。
    親が言ってることはそのまま言って来る。
    ここまでやってたなら自業自得だよ。
    子供が巻き込まれた事を反省しろって。

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