[4]奨学金で結婚を渋られた私|節約に協力すると言われ気になる彼氏の浪費を指摘したらドン引きされた

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前回のお話

奨学金を借りて大学に進学したまひろさんは、上京し、ひとり暮らしをしているのでお金がかかりますが、妹や弟たちのためにも実家に頼ることはできず、アルバイトを掛け持ちしながら節約の毎日を送っていました。そんな中、アルバイト先で知り合った年上のタモツさんと付き合い始め出費が重なることもありましたが、タモツさんばかりに頼ることなく、まひろさんはお家デートで自炊をしたり、節約を頑張っていました。ある日、先にバイトを上がったタモツさんがまひろさんの家で待っていることになったのですが、後から帰宅したまひろさんは愕然としました。タモツさんは節電、節水などの概念が全くなく、窓や部屋のドアを開けたままでクーラーをつけ、見ていないテレビをつけっぱなしでスマホに夢中、シャワーをしっかり止めないためポタポタと水漏れしていました。光熱費がかなり予算オーバーになっていることもあり、タモツさんに節約のことをやんわりと話したまひろさんに、タモツさんは驚いたように「仕送りないの?」と聞くのでした。

1話目から読む

「母さんみたい」節約したいだけなのに

彼氏タモツは実家暮らしなので、お泊りはもっぱら私の家。光熱費が予算オーバーしてもっと節約を頑張らなくちゃと思っていることを伝えると、親からの仕送りがないことに驚かれてしまいました。「仕送りは無くて、奨学金とバイトで生活してるんだ」と打ち明けると、ますます驚きの表情を浮かべるタモツに「家族にもあまり負担かけられなくて」と伝えました。

するとタモツはぽんっと私の頭に手を置くと、「そうなんだ。まひろは偉いね。」と優しく言ってくれたのです。それに、「俺もなんか協力しようか?」とも。私は嬉しくなりました。

節約に協力してくれると聞いて嬉しくなった私。良かった!これで気兼ねなく今まで通りの節約ができる!そう思って、エアコン設定温度や窓やドアを閉めること、スマホ見てるならテレビ消して欲しいこと、シャワーをしっかり止めて欲しいことなど、気になっていたことを一気に伝えました。そしてふと気づくと。

タモツが「え、細か・・・母さんみたい・・・」とドン引きしていました。私にとっては普通のことなのに。タモツに引かれてしまい私の方も引いてしまいました。

「じゃあできる範囲で」とお願いすると、タモツは「わかった~」と言いましたが、その言い方や表情でやる気がないことは明らかでした。お母さんに言われているなら気をつけて欲しいんだけどな。ひとり暮らしをしたことがないと、あまり気にならないのかな。私は少し寂しい気持ちになりました。

家族に負担にならないように奨学金を借りて大学に進学し、アルバイトをしながら節約生活していることを彼氏タモツさんに打ち明けたまひろさん。タモツさんは、そんなまひろさんの生活に驚いた顔をしましたが、「偉いな」と言って、自分も協力すると言ってくれたのです。気持ちが楽になったまひろさんは、普段自分が気をつけている節電、節水などをタモツさんにお願いしますが、これまで気にせずにいたタモツさんにとっては細かすぎてお母さんみたい、と思ったようでドン引きされてしまいました。浪費を気にしないタモツさんと節約を頑張るまひろさんでは一緒に過ごすのが難しくなりそうですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。

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