[11]奨学金で結婚を渋られた私|「ふたりで頑張っていけばいいと思うよ」認めてくれたお父さんに感謝

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前回のお話

奨学金を借りて大学進学したまひろさんは上京してひとり暮らし。実家は仕送りが難しく、学業と並行してアルバイトを掛け持ちし節約しながら暮らしていました。その頃アルバイト先で知り合って付き合い始めたタモツさんには金銭的に負担をかけないよう気を使っていたものの、光熱費や交際費の出費が予算オーバーになり、もっと節約を頑張ろうとするまひろさんとは裏腹にタモツさんはやりたい放題。ある日タモツさんのお母さんに招待され家を訪れたまひろさんは、奨学金は借金だと否定されショックを受けました。それから数か月後、些細なケンカからタモツさんと別れることに。「もう好きなひとなんていらない・・」と思っていた数年後、「結婚を前提に付き合ってください!」彼ヨウスケさんに告白され、「奨学金が・・借金があるんです」が断るも、「それが断る理由?」と、すぐにも家族に合わせたいと意気込む様子。後日ヨウスケさんの家を訪れたまひろさんが、以前のトラウマから「また反対されたら・・」と恐怖を感じていると、「私も同じだったんだよ」とヨウスケさんのお父さんが言ってくれ、優しい言葉に涙が溢れました。

1話目から読む

周りを否定せず優しく諭すお父さんの言葉が沁みる

後日、ヨウスケの家に行くことになり、「どうしよう。また反対されたら・・」とイヤな記憶が頭をよぎりましたが、奨学金を借りて大学へ行ったことを「頑張ってたんだね」と褒めてくれた上、負い目に感じてほしくないと言ってくれ、思わず涙がこぼれました。

そして「ふたりで頑張っていけばいいよ思うよ」と認めてくれたことに嬉しくなり、「・・ありがとうございます!」と感謝の気持ちを伝えました。

「・・ただね『奨学金が借金だから結婚できない』そういう考えも間違いではないと思うんだ。大切に育てた我が子がいきなり借金を抱えるかもって不安になるのも仕方ないからね」と優しく語りかけるお父さんに、

「はい・・」と返事をすると、「これで安心したかな?」と隣で優しく話しかけるヨウスケに、「・・うん!」とホッとしながら伝えました。
ヨウスケのお父さんの優しい言葉に、これまでの苦しかった思いが少し和らいだように感じた私。
そして・・

私たちは結婚しました。

それから数年後のこと。
「今日はデパ地下のお惣菜にしよっか」大きなお腹を抱える私にヨウスケがそう言い、「うん」と頷きながら歩いていると、「あら・・」と声を掛けられました。

「奨学金があるからと言って負い目に感じてほしくない」ヨウスケさんのお父さんの優しい言葉に安心したまひろさんは、数年後、ヨウスケさんと結婚することに。それから数年が経ち、まひろさんのお腹には赤ちゃんが。優しく気遣うヨウスケさんと二人で歩いていると、「あら・・」と誰かに声を掛けられたまひろさん、どうか、幸せな時間を邪魔する人ではありませんように!

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。

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