[8]勝手に合鍵を作った義母|気持ちを代弁して義母にズバリ言う夫に内心で拍手喝采を送る妻

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前回のお話

ある日娘ヒナちゃんと帰宅したアキさんは、勝手に合鍵を作って家に入っていた義母と鉢合わせしてドン引き。しかも義母は冷蔵庫にあったヒナちゃんのジュースを全部飲み干していました。「お腹空いたわ」と夕飯の献立を聞く義母に予定していたパスタと伝えると却下。しかたなくお惣菜を買いに出かけました。義母が夫ヒロムさんには連絡したと言っていたため電話して聞いてみると、ヒロムさんは仕事中でメッセージを見ておらず、義母の訪問も、合鍵を作っていたことも知りませんでした。ヒロムさんにお惣菜を選んでもらって帰宅すると、待っていた義母は「遅かったわね」と少し不機嫌。そんな義母にヒロムさんは突然訪問しないよう、また合鍵は返却するよう伝えますが、義母はお嫁さんと仲が良い友達が羨ましいようで、自分もお嫁さんの家に呼ばれたり食事に呼ばれたりしたいようでした。でもアキさんは心の中で、お嫁さんと仲の良いお義母さんは、合鍵を勝手に作らないと断言していたのでした。義母は、合鍵は緊急用だからと主張して拒否、アキさんに「私たち、仲が良いわよね?」と迫ります。

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嫌われても仕方ないことをしていると夫に言われた義母

家に勝手に入ったり、娘ヒナちゃんのジュースを勝手に飲んだり自分勝手な義母を責めたヒロムさんに、家族だからいいじゃないと開き直った挙句「文句言わないわよね?私たち、仲が良いわよね?」とアキさんに迫る義母。内心はキッパリ否定しているアキさんが回答に困っている様子を見て、ヒロムさんが「どう考えてもこの状況で仲悪いなんて言うわけないだろ?」と、またアキさんの気持ちを代弁して売れました。そして「そう言えば、急に自分の荷物を持ってきたいって話してたらしいけど、どういうこと?」意味が分からな過ぎてアキさんがスルーした話題をヒロムさんが義母に確認しました。

義母は「急にって言うか~。ほら、お友達の話を聞いてたら、うちも仲がいいからな~なんて思って。」とにっこりしていますが、私はまた内心(断言する。うちは仲良くない。)と繰り返していました。たぶん顔に出てたかも。

義母と私の表情を見ていたヒロムは、「あのさ、お嫁さんと仲良いって友達はさ、相手を尊重して適度な距離感を保ってるんだと思うよ。」と義母に言いました。そう!さすがヒロム!いいこと言った!義母は「え?」と自分の息子の発言が意外だったのか、ぽかんとしていました。

すると、ヒロムは義母に説明を続けました。「母さんはさ、境界線が無いんだよ?わかる?自分の考えだけで人のテリトリーに入ってきてるわけ。」すごいよヒロム!すごいわかりやすい説明!私は感謝の涙が出そうになりながら、心の中で盛大な拍手喝采です。

ヒロムの攻めの姿勢は止まりません。「それなのに、仲がいいでしょ?って自分だけ思ってる。このままだと嫌われても仕方ないことしてるよ?」だんだん義母の表情がこわばってきました。「家族って言葉で勝手に行動して。」息子にここまで言われているのですから、そりゃ焦りますよね。

ヒロムさんがアキさんの心の中が見えているかのように全て代弁してくれて素晴らしいですね。説明がわかりやすく核心をついていて、義母にとっては耳が痛い話かもしれませんね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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