息子の家に自分の場所を作ろうとする義母

ヒナのお気に入りで、まだ読みたい絵本を「お姉ちゃんでしょ~?」と強引に外孫のために借りる義母にイラッとして思わず大きなため息がこぼれてしまいました。まだ阻止しようとする私は、「お義母さんが帰る時に渡すので、それまではヒナが読んでいてもいいですか?」と言うと、義母は「はいはい、わかりました~。どうぞ。ヒナちゃん。」と絵本をヒナに渡しました。しめしめ。後で取り返してやる!

絵本のことが一旦落ち着くと、今度は「あっそうそう。」と思い出したように「1階の和室に私のもの入れておく場所あるかしら?」と、さも当然のように聞いてきました。え?何言ってるの?キョトンとする私に「だーかーらー、私の私物を置く場所!」と、義母がちょっとイラつき気味に言う意味が分かりません。

うちに義母の私物を置く場所?しかも1階の和室って指定されて?・・・うん。意味が分からない。私はスルーを決め込むことにして、すぐに話題を変えました。「お義母さん、何時ごろ帰ります?パスタじゃない方がいいなら今から買い物に行ってきますけど。」何時に帰るか聞くのは、嫌味だからね!?

義母は「まだいるから大丈夫よ~」とニッコリ笑うと「そうね。お惣菜とか見繕ってきて頂こうかしら。」と答えましたが、私は(いや、いつ帰るのよ)と重要なところを聞けずにモヤモヤしつつ「ヒナ行こうか」と2人で再び出かけました。

外に出ると、即行でヒロムに電話をかけました。早く出てよ。この時間だったら仕事終わってるよねと悶々としていました。そんな私の気も知らず、何コール目かでヒロムは「もしもし~、何かあった?」とのん気に電話に出ました。
合鍵を作ったうえに、私物を置いておく場所も考えているとは、これからもお義母さんが勝手に家に上がっていることがあるのかと想像してモヤモヤしてしまいますよね。さりげなくスルーしたアキさんの気持ち、わかります。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。
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