[3]勝手に合鍵を作った義母|「お姉ちゃんでしょ」の呪縛で娘に我慢させ自分の思い通りにする義母が腹立つ

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前回のお話

渡した覚えのない合鍵で勝手に自宅に上がりこんでいた義母。娘ヒナちゃんと一緒に帰宅したアキさんは部屋にいる義母を見てギョッとしました。知らない間に合鍵を作っていた上に、冷蔵庫を勝手に開けてヒナちゃんのジュースを飲みほしてしまったり、夕飯を食べて行く気満々で献立を聞き、気に入らないと別のものを作るように言ってくる義母は、今度はヒナちゃんの絵本棚を物色し始めました。そして自分の娘の子に見せてあげたいと、1冊の絵本を選んで「借りたい」と言ってきました。

1話目から読む

目に涙をためている娘を見て怒り心頭

私が知らない間に我が家の合鍵を作り、不在なのに勝手に上がり込み、ヒナのジュースを飲み干して夕飯まで食べる気でいてメニューに口出しし、更にはヒナの絵本を借りて行こうとする義母。自分勝手すぎてドン引きします。

「ヒナが読んでるものもあるので・・・」とやんわり断ろうとしても、通用するはずもなく、「ヒナちゃん、ショウくんに絵本貸してくれない?」と言うので、しかなたく「ヒナ、ショウくんに渡す絵本選んでくれる?」と、貸しても良い本をヒナ本人に選ばせるようにしました。

ヒナは何冊かもう読んでいない本を選んで義母に渡し、「これは今読んでるの。今度でいい?」と、義母が持っている本はまだ貸せないと伝えましたが、義母は「これ1回は読んでるでしょ?」と言って譲りません。

貸さないのではなく、今度で良いか聞いたのに。義母が「ヒナちゃんはお姉ちゃんでしょ~?貸して欲しいな~?」としつこく聞きだしたので「お義母さん、それはヒナのお気に入りで・・・違う本はダメですか?」たまらず私が割って入りました。「ショウくん2歳だし、もう少し短い絵本とかどうですか?」と、返って来ないことも想定し、それでも構わない本を出しました。

すると義母は「え~これがいいのよ」と譲らず、またヒナに向かって「ねっ、貸して!ヒナちゃん。ねっ!」と言うので、ヒナは溢れ出そうな涙を懸命にこらえながら、「いいよ。ヒナ、お姉ちゃんだから我慢できる。」と言ったのです。

ヒナの健気な姿を見たらたまらなくなった私もしつこく「ヒナがまだ読んでるので他の本でもダメですか?これとか!」とまた違う絵本を出してみましたが、義母はもはや私の方など振り向きもしません。「ヒナちゃんが良いって!ありがとうね~、ヒナちゃんお姉さんだね~」と嬉しそうに言う義母に、「・・・うん」と、半べそで耐えているヒナ。どう見ても泣き出しそうな孫の顔を見ても自分の好き勝手するの!?くっそ。怒り心頭の私は心の中で叫びました。

絵本をたくさん持っているヒナちゃん。楽しそうな絵本を外孫ショウくんにも読み聞かせしてあげたい義母の気持ちもわかりますが、まだ読んでいると伝えても聞かず、目の前で涙をこらえているのに「お姉ちゃんでしょ」と言って強引にヒナちゃんのお気に入りの絵本を借りて喜んでいるのはかわいそうかなと思ってしまいます。でも貸してあげたヒナちゃん偉かったね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

最新のコメント
  • ウメコ より

    5歳のヒナちゃんに我慢させないで、大人のばあばが我慢しなさいよ。
    あなたがショウくんに貸したいだけでしょ?我慢しなさい!

  • あおい より

    ジュースにしても絵本にしても子どもの物を強奪されて何で黙ってるの?
    心の中でどれだけ毒づいても義母には伝わらないんだから、しっかり断って線引きなさいよ。ジュースも絵本も自分のお金で買えとハッキリ言ってやれよ。
    義母の厚かましさは論外だけど、子どもを守ってやらない母親の方に腹立つわ。

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