私は彼氏のパシリ[3]昔は私優先だったのに。今は何でも友達優先

週末。「起きて!今日は映画観に行く約束だったでしょ」準備万端のエミさんがレイさんを起こすと、眠そうに目をこすりながら「ん~。俺、それ観に行ったんだよね~」と答えるレイさん。驚いたエミさんが「え?」と聞き返すと、レイさんは「いや、だから、友達に誘われてさ」と悪びれもせず言いました。

「さすがに、俺だけ観ないって訳にもいかないじゃん」レイさんの言葉にエミさんが無言で俯いていると、レイさんは「エミがお金出してくれるならついて行ってもいいけどさ~。もう結末知ってんだよね~」と面倒くさそうに言いました。

「昔は私を優先してくれたのに・・。今は友達優先なんだね・・」エミさんは心の中で呟きました。

エミさんはレイさんを責めることなく「わかった。私、ひとりで観てくる」と言いました。すると、レイさんは「うん」とあっさり納得し、「あっ・・あとさ、今日友達と出かけてくる」とさらり。

一緒に観に行く約束をしていた映画を友達と先に観てしまったレイさんを後に家を出ながら、「最初から私との予定なんてなかったことになってたんだ・・」エミさんは心の中で呟いたのでした。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。